2019年2月22日に行われるFFF4回大会において、FFF初のベルトの設立と、そのベルトを賭けたトーナメントが開催されることは既報の通りであるが、2月5日に記者会見があり、そのトーナメントの詳細と、トーナメント表の抽選が行われた。
今回、FFF初のベルトとなるのは、ヘビー級のベルトとなる。そのベルトの名称は、「FTC選手権」となった。
”FTC”とは何かというと、”FFF's Tyuber Crown”となる。”Tyuber”とは、沖縄方言でいうところの「ちゅ~ば~」、訳すると「勇気がある、勇敢」「強い」といった言葉である。
つまり、「FFF(トリプレファ)の勇敢なる王位(Crown)」という意味になるという。
そんな”FTC選手権”の初タイトルは、ヘビー級のシングルベルト。以前の合同大会でエースを張っていたトミー・タローを中心に、FFF旗揚げから幾多の試合で活躍してきたヘビー級の選手たちが一堂に会するトーナメント、その優勝者に栄えある「初代FTCヘビー級王座」の称号が与えられることになる。
そのような注目のトーナメントであるが、この日記者会見場にてトーナメントに参加する8人が揃った上で公開抽選会が行われ、以下のような一回戦の顔触れとなった。
(なお抽選は同じ所属チーム同士が一回戦で当たらないというレギュレーションにて行われた)
① A:ザ・グレート千葉 vs E:サイレンス 佐山
② B:オルカ・鴨川 vs F:アイダホ・ポテト
③ C:松原俊和 vs G:トミー・タロー
⇒①vs②、③vs④が準決勝を行い、その勝者が決勝戦
以上の4カードが決定した後、記者席は大いに盛り上がっていたが、そこに追い打ちをかける出来事が起こった。なんと記者会見場に、イクヤ=タカシが突如として乱入したのである。そして会見場のマイクを握ったイクヤは、会場に訪れていた団体代表である桑江に対して、以下のように言い放った。
「桑江さん! そのトーナメントは何なんですか? 僕はこの間のバトルロイヤルで圧倒的に勝ち抜けましたよね? それなのにヘビー級の王者を決める戦いに参加できないっていうのはどうなんですか? 到底納得できないです!」
その宣言を受け、思案顔の桑江に注目が集まる中で口火を切ったのは、なんとアイダホであった。
「イクヤsan! そうですネ。確かに前回のバトルロイヤルの戦いぶりはミゴトでした。それは認めましょう。そして、そのバトルロイヤルで負けたワタシがこのトーナメントに参加するのが良いのか、考えました。そして結論として、ワタシの代わりにイクヤsan、アナタが出るべきでしょう! ワタシの分まで、そして前回のバトルロイヤルに参加したレスラーの分まで、夢をアナタに託しましょう。頼みましたヨ!」
そう言い残したアイダホは、イクヤに手を差し伸べて力強く握手。こうしてアイダホの代わりにイクヤが出場することになり、確定したトーナメント表は以下となった。
『初代FTCヘビー級王座決定トーナメント』
第四試合「初代FTCヘビー級王座決定トーナメント1回戦①」 時間無制限1本勝負
オルカ・鴨川 VS イクヤ=タカシ
第五試合「初代FTCヘビー級王座決定トーナメント1回戦②」時間無制限1本勝負
ザ・グレート 千葉 VS サイレンス佐山
第六試合「初代FTCヘビー級王座決定トーナメント1回戦③」 時間無制限1本勝負
第七試合「初代FTCヘビー級王座決定トーナメント1回戦④」 時間無制限1本勝負
松原俊和 VS トミー・タロー