前回、初の関西興行を成功させたFFF。そのFFFの第8回大会が7月13日(土)に行われることと、対戦カードが発表となった。今大会はFFF初の東北での開催となり、会場は宮城県仙台市の夢メッセみやぎの西館ホールとなる。
今大会の予定試合は以下の通り。
前回に続き第零試合は、松原俊和5番勝負の第二戦。第一戦の前川カナタ戦では煮え切らない試合で時間切れ引き分けになってしまった松原。相手は当日発表となるが、今度こそ結果を出したいところ。
第一試合では、FFF恒例の”デスマッチ・オープニング”。前回の8人タッグで更なる因縁が生まれたチャーリーとアカガンター。お互いの試合後のコメントでもヒートアップしていたが、今回は真っ向からのタイマン勝負。デスマッチでのシングル戦が組まれることとなった。果たして"超ド級"同士のデスマッチ、どういう結末を迎えるだろうか。
第二試合のタッグマッチでは、前回デスマッチで愚令闘紅和との死闘を制した愚令闘多華士ことタカシ・コンドーが、同じく前々回で桑江からタップ勝ちを奪ったものの、その後にダークガインの奇襲を受け負傷して復帰戦となるシノビ・ハワードとのタッグ。
相手はチームPVBでの若い二人、TAKERUとユリアン・ミュラー。TAKERUはこれまでの対抗戦でなかなか良いところを見せられていないだけに、波に乗るコンドー相手に奮闘したいところ。前回ヘビー級との混合タッグでデビューを飾ったミュラーは、ジュニア同士のタッグでFFFのファンに実力を見せてくれるだろう。
第三試合のタッグマッチでは、前回のヘビー級バトルロイヤルで下馬評を覆して見事に優勝したリカルド・キアッピーニのドリームマッチ。
代表の桑江から優勝者の権利としてマッチメイク権を与えられたキアッピーニが選んだのは、そのバトルロイヤルで戦ったザ・グレート千葉とヘリオス南騎。そしてそこに「FFFの外国人レスラーにとっては尊敬する先輩の一人」というフライングVの参戦が決定。
ユニットの枠を超えた、リカルド・キアッピーニが望むドリームマッチ。普段のマッチメイクからだとなかなか見られない組み合わせで、どのような展開になるのか非常に楽しみだ。
第四試合では、第五回大会で5番勝負の最終戦で対戦した桑江とZONOがまさかの邂逅となるようなタッグマッチが組まれている。
元々の師弟関係を清算する形で”雑草レジスタンス”を立ち上げたZONOだったが、5番勝負最終戦ではその桑江の前に、得意としているはずのデスマッチで完敗。負傷欠場の上でようやく前回復帰していた。その前回は初の”デスマッチでは無いプロレス”の試合でバトルロイヤルに参戦。多くのヘビー級レスラーを前に奮戦したことが、桑江との邂逅に一役買ったのかもしれない。
その桑江とZONOとタッグを組むのは、前回ようやくチームPVBに初勝利した天地。対戦相手はそのチームPVBから、前回初参戦してインパクトを残したフリッツ・ユンターと、ジュニアからは同じく前回初参戦で独特のファイトスタイルがコアなファンに好評だったカール・ハインツ・クラウスと、既にFFFでもお馴染みMario Gとなる。
6者6様のファイトスタイルが入り乱れる、予想のつかない6人タッグとなりそうだ。
第五試合は琉球妖怪軍団とc.d.s.の四回目の対戦。初戦は妖怪軍団が勝ち、二戦目はマジムンが衝撃のリングアウト負け、そして前回は4対4の団体総力戦、FFF初のイリミネーションマッチでルール上は引き分けに終わったが、リーダーであるナルが敗れており、両者ともに完全決着を望んでいる。
c.d.s.側にはヒーローズを裏切って突如参戦し、前回の試合ではパーントゥHGからフォールを奪ったミスター・スバと、同じくTHE BOW-SAWのシノビを急襲してc.d.s.に参戦した暗黒機神ダークガインの二人が、引き続きc.d.s.として参戦。
琉球妖怪軍団側は、前回大会の前にマジムンがその参戦を匂わせていた新レスラー、”キジムナー・フリムン”が初参戦。ジュニアとは思えないパワーファイトで、マジムンも認めるその実力を抗争の中でどのように発揮するのか。それらも含めて非常に楽しみな最終決戦となりそうだ。
第六試合では、前回、角井&YOSHITAKEとの全勝対決にも勝利し、今や最もジュニアタッグのベルトに近いと目される、チームPVBの杉本太一&ローテ・クー組に、前回待望のFFF参戦を果たし、また今回の東北大会が凱旋試合となる、Mr.TことTAKETOが、レックルのチームメイトであるフミヤ ウォータリバーと組んで挑戦する。
初めてコンビを組むことになるレックル組としては、連戦連勝のPVB組、特に杉本にリズムを狂わされずに試合を展開できるかがカギとなりそうだ。そうした意味では、ナルが「プロレスの展開を読めてない」とダメ出ししたこともあるフミヤの「わが道を行くプロレス」が、良い意味で発揮されるかどうかが勝負の分かれ目となるかもしれない。
もちろん、凱旋帰国となるTAKETOのファイトにも注目だ。
セミファイナルの第七試合では、前回のメインイベントで行われた6人タッグにて、王者佐山率いるタッグチームから勝利を収めたダグラス・キンザーと花見川幸一の”拳の友情コンビ”が、今回は4人タッグとしてチャンピオンに挑戦。
チャンピオンと初めて肌を合わせたことで意識するようになったと語った二人が、果たして今回はどのような戦いを挑むのか、楽しみだ。
その挑戦を受ける立場となる佐山のタッグパートナーは、前回そのダグラスからSTFでギブアップ負けを喫した郷原。絶対に雪辱を果たすという力強いコメントもあり、今回リベンジマッチが実現した。王者としてさすがに連敗は出来ない佐山と共に、PVBの意地を見せてくれるだろうか。
メインイベントでは、前回、前々回とタッグ戦で対戦しているトミー・タローとBurusse Mohkoが、三戦目にして決着をつけるべくシングルマッチが実現。
ベルトへの並々ならぬ執着を見せるトミーは、これまで二連勝しており、このシングルマッチでチームPVBの二枚看板であるMohkoを破れば、満を持して佐山とのリベンジマッチ、つまりベルトを賭けた試合に臨むことになるだろう。
対するMohkoにとってもここが正念場。三連敗を喫してしまうことになれば、前々回の対抗戦で華々しく結果を残したチームPVBのイメージを低下させてしまうことになるはずで、絶対にそれは避けたいだろう。
男と男の一対一による意地のぶつかり合い。メインイベントならではの熱戦が期待できそうだ。
注目のFFF第八戦は、2019年7月13日19時にスタートする。
FFF第八戦『FFF東北魂 "みちのくさすらい旅"』 2019/7/13 in 夢メッセみやぎ・西館ホール
第零試合「松原俊和5番勝負②」15分1本勝負
松原俊和 vs Mr.X
第一試合「超ド級デスマッチ」バラ線発破デスマッチ/30分1本勝負
チャーリー・ブロンソン vs アカガンター
第二試合「THE BOW-SAW vs チームPVB、初対決」30分1本勝負
タカシ・コンドー&シノビ・ハワード vs TAKERU&ユリアン・ミュラー
第三試合「キアッピーニの挑戦状」30分1本勝負
リカルド・キアッピーニ&ザ・グレート千葉 vs フライングV&ヘリオス南騎
第四試合「桑江&ZONOの邂逅?スペシャルタッグマッチ」30分1本勝負
獣神ダンディー・桑江リョウ&天地勇河&ZONO THE☆BEST vs Mario G&カール・ハインツ・クラウス&フリッツ・ユンター
第五試合「琉球妖怪軍団 vs c.d.s抗争、最終?決戦戦」30分1本勝負
マジムン・ブラック&パーントゥHG&ハブマスク&キジムナー・フリムン vs ナル・マスカラス&ザ・ボルト&ミスター・スバ&暗黒機神ダークガイン
第六試合「TAKETO凱旋!PVB対抗戦」30分1本勝負
TAKETO&フミヤ ウォータリバー vs 杉本太一&ローテ・クー
第七試合「チャンピオンへの拳の挑戦」30分1本勝負
ダグラス・キンザー&花見川幸一 vs サイレンス 佐山&郷原 剛
第八試合(メインイベント)「トミーvsMohko、最終決戦」30分1本勝負
トミー・タロー vs Borusse Mohko