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【速報】2019年度「FFFプロレス大賞」発表!代表の桑江が2020年の挨拶【インタビュー】

2020年1月15日、新宿区・目白のFFF事務所にて、代表の桑江の挨拶と、「FFFプロレス大賞」の発表が行われた。

まずは桑江の挨拶(インタビュー)からお伝えしよう。

 

FFF代表:獣神ダンディー・桑江リョウ

皆さん、少々お待たせしましたが、2020年もよろしくお願いいたします。

2018年の11月にFFFを旗揚げして、2019年の1年間で本大会が13回、CMFで7回の計20回の興行を行わせていただき、大勢の観客に会場へと足を運んでもらいました。そのことにつきまして、改めてFFF代表として御礼を申し上げます。

その激闘の2019年を忘れないように、ということでもありませんが、我々FFFでも年間のMVPやベストバウトを決めたいと思いまして、突然ではありますがここで2019年度「FFFプロレス大賞」を発表させていただこうと思います。

 

まずは年間MVPとなる、「FFFプロレス大賞」から。

FFFプロレス大賞:サイレンス佐山(チームPVB)

2019年は何と言っても彼でしょう。過酷なトーナメントを勝ち抜き、FFF初のベルトとなった初代FTCヘビー級王者に輝いてそのベルトを守りとしたことはもちろん、Mohkoと共にチームPVBを率いてFFFのリングに旋風を巻き起こした功績は、はかり知れません。誰もが納得の受賞ではないでしょうか?

2020年も佐山そしてPVBを中心にして回るのか、それとも新たなエースが出てくるのか、楽しみにしたいところです。

FFFベストバウト:サイレンス佐山 vs トミー・タロー(3・24 沖縄県立武道館

年間ベストバウトは、3月24日に沖縄県立武道館で行われた、プロレス大賞を受賞した佐山がベルトを獲得した試合。そう、初代FTCヘビー級王座決定トーナメントの決勝戦です。

その一試合だけを見れば、試合時間も10分ちょっとでの決着でしたが、そもそもその試合に行きつくまでのストーリーと、そしてその試合に賭けた二人の想い。それが全て詰まった試合は、多くのファンを感動させたことでしょう。

話は2018年11月のFFF旗揚げ興行まで遡ると、その旗揚げ戦のメインイベントの6人タッグで対決した佐山とトミー。当時はエースとして期待されていたのはトミーの方であり、以前の南国プロレス時代も含めて佐山はあくまでもトミーのサポート役のような存在。そのこれまでの序列に異を唱えるかのような、場外へのタイガードライバーは、今でもファンの間で語り草。そこからFFFの第一幕はスタートしたといっても過言ではないでしょう。

そしてその二人が相まみえた決勝戦。最後は戦前の予想を裏切って佐山が見事に必殺のシュヴァルツゲルベン・エルボードロップでトミーから3カウントを奪ったわけです。旗揚げ戦からのストーリーを見事に完結させたこの試合は、2019年のベストバウトに相応しいでしょう!

FFF最優秀タッグ:杉本太一&ローテ・クー(チームPVB)

2019年の最優秀タッグチームを決めるとすれば、ジュニアの中で猛威を振るったこのコンビでしょう。初代のタッグベルトこそ獲れなかったものの、それまでは連戦連勝。様々なチームのタッグが挑んでは返り討ちに遭うという、正に最強のジュニアタッグだったと思います。データ上でも勝率が最も高いタッグでしたね。

2020年は杉本がシングルのベルトへの挑戦を表明していることもあり、このタッグチームが果たしてどうなるのか?も注目でしょう。

FFF最優秀マスクマン&FFF特別賞:パーントゥHG(琉球妖怪軍団)

最優秀マスクマンと特別賞(MIP=Most Impressive Player)を同時受賞したのは、初代CMF優勝者のパーントゥHG。

2019年の前半は琉球妖怪軍団とc.d.s.の団体抗争の中で、c.d.s.総帥のナル・マスカラスから二度も急所クローでギブアップ勝ちを収めたほか、CMFではリーグ戦から予想外の快進撃で勝ち進み、決勝ではマスク・ド・シーサーに完勝して優勝を果たしたと思えば、初代FTCジュニア王座を賭けての試合では、CMF最下位のタカシ・コンドーに敗れるという、一年を通じてファンの期待を良い方にも悪い方にも裏切ったパーントゥ

2019年のFFFにおいて最も印象に残った選手だと言えるでしょう。2020年も彼から目が離せません。

FFF殊勲賞:タカシ・コンドー(THE BOW-SAW)

殊勲賞は、金星を挙げるなど、ここぞの時に結果を出した選手に贈られる賞。2019年で言えば、CMFで最下位になりマスクを脱いで素顔になったところから、まさかの初代FTCジュニア王座を奪取したコンドーが相応しいでしょう。

もちろん、そもそもCMFで最下位になるような実力ではないことは皆も承知ではありましたが、まさか優勝したパーントゥに勝ってベルトを獲得するという下剋上を達成するとは・・・。天晴れでしたね。果たしてそれは"乾坤一擲"となるのか、それともこれまでくすぶってきた実力がいかんなく発揮して絶対王者として存在感を増していくのか。2020年の活躍に期待したいですね。

FFF敢闘賞:花見川幸一(THE BOW-SAW)

敢闘精神あふれるファイトを見せてくれた選手に贈られる敢闘賞には、花見川幸一。まさか彼が参戦した頃には、こんなに良い戦いをする選手になるとは思いませんでしたね、だって単なるヤンキーでしたから。

そんな彼が転機になったのは、ダグラス・キンザーとの邂逅からでしょう。男同士の拳の語り合いから、何だか彼がレスラーとして覚醒したような気がしています。

その後はTHE BOW-SAWのニューチームリーダーとして引っ張るだけではなく、自慢の拳で何人もの選手を叩き潰してきました。2020年の彼にも大いに期待したいですね。

FFF技能賞:ナル・マスカラス(c.d.s.)

優れた技能を持っている選手に贈られる技能賞は、必殺ムーヴ「ナルケーノ→スパイク潰し」で多くの選手から白星を挙げてきたナル・マスカラスでしょう。

彼はどんなレスラー相手でも相手の良さを引き出せる稀有の存在でもありますから、納得ですね。果たして2020年はどのようなプロレスを魅せてくれるでしょうか?

FFFベストやなわらばー:該当なし

FFFで最も大暴れしたワル(ヒール、沖縄方言で"やなわらばー"=いたずらっこ)に贈られるこの賞は、残念ながら2019年は該当無しとしました。

なお最終候補を明かしておくと、全ての試合で相手を血祭りにしたり、ここぞで凶器を繰り出すなど、マジムンワールドでファンを唸らせたマジムン・ブラック(琉球妖怪軍団)と、ヒールターン後に暴走を繰り返していたチャーリー・ブロンソン(c.d.s.)の二人。そして何故か2019年の年の瀬に向けてユニット全体でファンを裏切るような行為が目についたTHE BOW-SAWがユニット全体として選ばれていました。

果たして2020年は誰が"やなわらばー"としてFFFリングに名を轟かせるでしょうか。

FFFベストヤングシーサー:リカルド・キアッピーニ(Rycom-Club)

FFFの若手であるヤングシーサーの中から選ばれたのは、c.d.s.からRycom-Clubへと移籍したリカルド・キアッピーニ。来日当初は体の線の細さから心配されていたものの、見事なバトルロイヤルの勝利から、ザ・グレート千葉やフライングVヘリオス南騎とのドリームタッグマッチを実現し、そしてRycom-Club移籍後はアイダホやVと共闘してリングを盛り上げています。

2020年はベルト戦線にも絡む彼に期待したいし、それに刺激を受けた他のヤングシーサー達の活躍も期待したいものですね。

FFFちばりよ~賞:トミー・タロー(レッスル・クルセイダーズ

翌年に向けて奨励したい、つまり頑張って欲しい選手に贈られる”ちばりよ~(沖縄方言で頑張れ!)”賞には、トミー・タローでしょう。彼にとって2019年は屈辱の一年だったと思います。

満を持してベルトを獲りに行ったトーナメントでは決勝で佐山に敗れ、再起をかけるべくアメリカ遠征で結果を出した後での凱旋帰国でもMohkoの前に敗れ、そして11月にようやく実現した佐山とのリベンジマッチでは、半年前の決勝と同じ佐山の必殺技の前に沈むという結末・・・。

それでも挫けない闘志で、2020年こそエースとしての期待に応えてくれることを、私は信じています。年末から年始にかけて、アメリカで再度武者修行をしている彼の活躍に、FFF代表としても願いたいところですね。

 

というわけで、2019年度のFFF各種プロレス賞の発表は以上となります。

今年も熱い戦いを、どうぞご期待ください。まずは初戦、1/24の沖縄県立武道館大会でお会いしましょう!