第十試合(メインイベント)「FTCジュニア王座選手権試合」30分1本勝負
【チャンピオン】タカシ・コンドー vs ハブマスク【チャレンジャー】
試合前の出来事
いつも通りのマスク姿で登場したハブマスク。前回のパーントゥHGとは違い、セコンドにマジムンなどの琉球妖怪軍団の姿は無い。
続いて入場したタカシ・コンドーは、前回と同じくシノビとチーバガインをセコンドに引き連れての入場。
そのコンドーの姿をリング上で睨んでいたハブマスクは、リングアナウンサーが自身の名前をコールすると同時に、なんとマスクを自ら外し、コンドーへと投げつけたのだった!!
試合後コメント
タカシ・コンドー
(試合に決着がつきリングを去ろうとするハブマスクに立ちふさがるセコンドのシノビとチーバガイン。あえてその二人の動きを制して会場中央から消えていく素顔のハブマスクを、自らもリングを下りて静かに見送るコンドー。そして何かを考えながら再びリングに上がりマイクを手にした。)
ハブ!今日はありがとう!
素顔で戦ってくれたこと、敬意って言ってくれたこと…そしてひとりでこのリングに来てくれたこと、すべてに感謝してるっ!
試合自体にはお前も会場のみんなも俺自身も納得はしていないよな!?
レフェリーの判断であんな決着になったけど、CMFの最下位決定戦でやりあったあの頃とは二人とも違う覚悟を持ってるはずだ!肌を合わせた俺だから断言するよ!
そんなハブにあえて言う!…俺と二人で何かできないか?これはBOW-SAWに入れってことじゃない!妖怪軍団に戻る気があるのかはどうでもいい。マスクを脱いですべてを懸けた俺たちの決意でJr.タッグ戦線に挑んでみたいんだ!
…目指すは2020年、FTC Jr.シングル・タッグの2冠だーー!!
あぁわかってる、次のHG戦、そしてその先も…シングルのベルトを取られたらこの話はおしまいだけど、「最低のポジションからベルトを巻いた男」が、「誇りあるひとりのイギリス人」を誘ったってことさ。返事は急がない、少なくともそれまでシングルのベルトの価値を下げないように死んでも守り抜きますよっ!
ハブマスク
(ノーコメント・・・と言い残してその場を去ろうとするハブマスク、そこに乱入してくる琉球妖怪軍団)
マジムン「おい、ハブ! なんだあの試合は? それでも妖怪軍団の一員か? ちゃんと戦えよ!」
キジムナー「負けたのはまだいい、マスクを脱いで、真剣勝負して負けて?? お前に何が残るんだよ、何か言えよ??」
・・・それでも無言を貫き、立ち去るハブであった。