タイトルマッチで辛くも勝利したが緊急搬送されたタカシ・コンドー。
妖怪軍団にベルトが奪われた事実を知らぬまま翌朝報道各社に対して、
①全治2ヶ月の重症を負い、今後2大会を欠場すること
②FTCジュニアヘビー級の王座を返上、空位を避けるため桑江社長にベルトを託すこと
を旨としたFAXが本人から送付された。
そしてその日の午後、病室で現在の心境と今後に向けた話を聞くことができた。
首には包帯とギプスが痛々しく巻かれている。
(タカシ・コンドー)
何だか病院で横になったままコメント出すなんて気恥ずかしいね(笑)
首回りが痛々しいでしょ!?
あえて明るく振舞ってはいるんだけど、先生から全治2ヶ月だって...
...えっと、どこから話せばいいかな...
実はトップロープから飛んできたHGの技を食らって、首に衝撃を受けてからの記憶がほぼないんですよね...
無我夢中でひざを繰り出してたこと、妙に股間にダメージを受けたことが断片的に残ってるくらいで(笑)
一晩経って、現状をようやく理解できたってところかな...
試合前に言ってたとおり、HGは「らしさ」全開だったし、何よりこっちが素顔になって磨いてきた総合系の攻撃に対して対策がバッチリだったことに驚きだったわけで。
しかもマスクを被ってた当時、散々凶器で自分がやってたことを自ら喰らうなんてさ。
セコンドの二人のおかげもあって、辛うじてベルトを防衛したけどこちらは2ヶ月の欠場で、最短でも5月の復帰...
せっかくジュニアの王座を巡る争いが面白くなってきたタイミングでこんなことになって申し訳ない...
...で、一晩いろいろ考えて今できる自分なりの責任の取り方を考えてあの発表となりました!
桑江さんはこの間のバトルロイヤルでも勝ち抜いたし、スペシャルマッチでも天地に勝利する現役っぷりを見せてくれた。何より、去年すべてをかけてデスマッチをやりあったあの人ならと思って、電話で直談判したところです。
FAXでは触れなかったけど我がままついでにもうひとつ、俺が復帰できた暁には最初に王座に挑戦させてほしいことも伝えました!
いまは復帰に向けてじっくり治していくしかないんだけど、一度でも巻いたこのベルトの価値を自分で下げちゃいけないなってことでこの決断をしたわけで...
この申し出を受け入れてくれた桑江さんには感謝してるよ。
もちろんもどかしい気持ちは強いけど、またベルトを巻くためにも必ずリングに戻るから待っていてほしい!!
そしてハブマスク!
こんなことになってすまないが、素顔のお前と2冠を狙う野望は捨ててないからなっ!
(...ここでインタビュー中にマジムンとキジムナーによってベルトが強奪されたことを告げられたが、眉一つ動かさずにニヤリとするコンドー。)
いいねぇ、それはそれでベルトの価値が上がるんなら。そして妖怪軍団を完全に潰す理由ができたし。いよいよ、ハブ!お前はどう出るんだ!?こっちは復帰に向けて状況を見守りますよっ!