第十一試合(セミファイナル)「CMF4 最下位決定戦」時間無制限1本勝負
格闘機神チーバガイン vs キジムナー・フリムン
試合後の出来事
チーバガインの最下位が決定するとすかさず近寄るレフェリーのミルク三世。彼なりにこの空気を知っているからこその気遣いだろう。ミルク三世の介錯にゆだねてマスクを外し、素顔を晒すチーバガイン。と同時に自ら上半身のコスチュームを破り捨てた。あらわになったのは以前セコンドについた際のイケメン俳優ではなく真の素顔だった!
マイクをとり「これからは…」言葉が続かない元チーバガイン。
とその瞬間、リングに乱入してきたのは何と花見川と赤我武多惡の2人だった。赤我武多惡が破浪我輪のロゴ入りタオルを肩にかけると、即座に右手を差し伸べる花見川。一瞬驚いた表情を見せつつも、何かを決意したようにガッチリ手を組む元チーバガイン。
花見川「いいか!オラ!今この瞬間、ヒーロー・チーバガインは消滅だ!…そして新たなテロリストの誕生だ、コラ!」
肩にかけられたタオルで素顔を隠すように顔にかぶせるチーバガインだった男。いつぞやのように肩を組みながら意気揚々と先にリングを降りる花見川と赤我武多惡のあとを無言のままついて行く素顔になったチーバガインだった。
試合後コメント
格闘機神チーバガイン
…今は…まだ…整理がつかない…です…けど…この怒りみたいな…心の中に燃えるものを…ぶつけたい…です…破浪我輪に入れば…それが…できそうな…
(とそこで横にいた花見川が割って入る)
花見川幸一
オイオイもういいだろうが、コラ!今日は記念すべき新たなテロリスト…牙院(ガイン)の誕生だっ!
(どこで用意してきたのか漢字2文字の書かれたパネルを見せつける赤我武多惡)
これで3人体制になった破浪我輪、当然トリオのベルトを作ってもらうからな、社長さんよ!あ?ジュニア?うるせぇ、牙院は今日をもってヘビー級に転向だ。オレが責任を持って次のシリーズ以降、FFFのリングに上がらせるからな!!
そこんとこー(ここで牙院、赤我武多惡も声を揃えて)夜・露・死・苦ー!!
キジムナー・フリムン
ふふん、まあ少しは楽しめたんじゃないか? オレは納得はしてないが、初めてのCMFとして楽しませた自信はあるよ。
このあとはHGが勝つだろうから、来年はオレが優勝だな。
チーバガインのやつは、覚悟を持って戦っていただろうし、これからがんばれよってだけ伝えておくぜ。あばよ!