第九試合(セミファイナル)「CMF6最下位決定戦」時間無制限一本勝負
ザ・ボルト vs 超神騎チバンダー
試合後の出来事
レフェリーのダークガインが3カウントを宣言した瞬間、会場の空気が6回目の「儀式」に向けて一気に切り替わった。気のせいだろうか、レフェリー・ダークガインがマスク越しにひと息ついたように見える。
敗れたチバンダーが立ち上がり、リング中央に近づくとダークガインは躊躇なくチバンダーのマスクを顔から外した。
そして手の中のマスクをチバンダーだった男に返すとダークガインは何も声をかけずに素早くリングを下りていくのだった。残された「チバンダーだった男」は晴れやかな表情で素顔を会場全員に晒し、丁寧な態度でゆっくり四方へ頭を下げると控室へと戻っていった。改めて敗れ去った言葉を拾うために記者達が追いかける。
試合後コメント
ザ・ボルト
これがCMF6か。なんとも言えない気持ちだな。しかし、勝ち残ったのはオレで、チバンダーは新たな道を行く。どちらが良かったのか。その答えは未来にしかないな。そして、その未来はオレ次第だな。
超神騎チバンダー
ついに終わったな…。ま、この姿を見るのは初めてじゃないだろ!?(自然とはにかむチバンダーだった男)。
これでマスクマン、ヒーローとしてのお役目も完了ってところか。ともに最下位を争ったボルトにはあっぱれ、こっちのわがままで入れてもらったヒーローズにはただただ感謝さ。このCMFでいいきっかけをもらったから、いったんファイトスタイルも含めて出直すとするよ。何せもうこの身体で空中戦はきつい(笑)。
ベテラン組でもこのFFFでやっていけるってことを証明して見せるさ。…そうだな、まだグズグズ言ってるコンドーに喝でも入れるか!!
レフェリー(暗黒機神ダークガイン)
フンっ!ヒーローが情けねぇなあ。ま、消滅したもの同士、あっちの世界でまたやり合おうぜ!でもって来年のレフェリーをきっちりやってもらわなきゃな。これにてこの俺様の出番も無事終了ってこった。もう2度と呼び出すんじゃねぇぞ!!