マイク・ホフマンのKing’s Soul練習場への襲撃から一夜明け、桑江社長がFFF事務所で事前に集めた記者たちに向けて、トミーが遂に口を開いた。
トミー・タロー
オレはいま、どうしようもないくらい怒っている。
その相手は、もちろんマイク・ホフマンに対してだ。
自分の要望が通らないからと、練習を襲撃することは、オレの常識には無い。
そのせいで、カナタは病院に居るんだ。
もちろん佐山も、皇も怒ってるよ。
皇なんて、オレが戦うってすごい剣幕だったさ。
ただな、結局原因はオレなんだよ。ヤツのターゲットであるオレが応じないと、ヤツは止まらないだろう。
思い通りになってしまうのは、我慢ならないくらい頭に来るが、その怒りを全てヤツにぶつけることにするよ。
ルールはオンリーギブアップだ。とことんやってやるさ。
そして、FTCヘビーのタイトル戦としては戦わない。その考えは、前回のコメントから変わらないからだ。
ただ、もちろんオレが負けたらベルトは返上する。それは当然だろう。
ヤツをぶっ潰して、FFFのプロレスが最強だと証明してみせるよ。
悪いな、松原、そして皇。ここはオレに譲ってくれよ。
その分、オレが勝った後にタイトルマッチがやりたければ、挑戦してくれよな。
マイク・ホフマン! これがオレの答えだ。次回大会、FFFのリングで待ってるぜ。
獣神ダンディ・桑江リョウ
もうこうなったトミーは止められないからね。オレとしてももう腹を括ったよ。
まあ、何も心配はしてないさ。トミーが勝つからな。
ただやっぱりFFFのリングを跨がせたくないっていう気持ちがあるからさ。
それが個人的には消えないんだが、当事者がやるっていうんだからしょうがないよね。
ヘビーもこうだし、ジュニアもジュニアだし。
6年目の夏はなかなか刺激的な夏になったな。