月刊ストロング1月号①
FFFベストヤングシーサー:四街道マコト
今年、若手の中で完全に頭ひとつ抜けたと言えば、何といっても四街道マコトだろう。桑江とのコンビで、まさかのタッグ王座奪取。短命政権かと思えば、着実に防衛を重ねて、今もベルトホルダーの地位に止まっている。その潜在能力の高さは平川が目をつけ、侍ミドル級グランプリのリザーブマッチ出場のオファーを出したことからも明らかだ。2025年では更なる活躍が期待される。
FFF特別賞:タカシ・コンドー
2024年最も印象に残った選手に送られるこの賞を受賞するのに相応しいインパクトを残した選手といえばタカシ・コンドーだろう。FFFの伝説となった田山のビンタによる立ち往生事件。新倉との抗争で連勝し、圧倒的な強さを見せたかと思えば、c.d.s.との抗争で連敗し、そのやる気の無さから批判浴びる。そして、アガシ、タクミとタッグを組み血盟軍に移籍すると、また無類の強さを見せる。彼のその試合が始まるまで、何が起こるか分からない期待感は他の選手を圧倒するものがある。
FFFベストやなわらばー:松本兼児
2024年最も暴れ回ったワルといえば、やはり松本兼児しかいないのではないだろうか。鴨川との熱戦や皇との喧嘩マッチ、侍参戦に、破浪我輪とのカチコミ試合での病院送り連発。「戦いの火種ある所に松本有り」と言ってもよい活躍だった。もう少し頑張って欲かったのは、侍での勝ち星が欲しかったところ。喧嘩屋で名を売っているのでガチの喧嘩で強い松本を見せて欲しかった。2025年の活躍に期待したい。
FFFちばりよ〜賞:超神騎チバンダー
CMFで敗れマスクを再び脱ぐことになったチバンダー。今どうしているかは謎に包まれているが、個人的には好きなレスラーだったので、ここで終わって欲しくない。素顔での復帰を熱望している。2025年は何か動きがあるかもしれない。ただ一ファンとして待っている。
FFF技能賞:郷原剛
リング上での総合的な立ち振る舞いを技能と呼ぶのであれば、タッグのベルト戦線に君臨し続け、今もなおその存在感をみせる郷原にこそ技能賞は相応しい。パワーや気持ちが先行し荒削りな田山のフォローを上手く行い、パートナーの良さを引き出し、ここ一番では自ら暴れて試合を決める。彼のリングワークは職人の域に到達しつつある。
FFF最優秀マスクマン:ナル・マスカラス
試合でこそ大きな活躍はなかったが、アガシ、タクミを伴ってのコンドー、新倉戦への乱入。DAIKEIENをc.d.s.と千葉連合軍の対決の舞台へと昇華し、FFFの勢力図を大きく書き換える流れを作った功績は大きい。また現在リングを騒がせてせいるデス・ロッカーズに関しても、かつてのナルがFFFのリングに持ち込んだ負の遺産と考えると、あらゆる物語はナルから始まっていると言っても過言ではない。彼の言うカオスの概念は一般にはわかりづらいが、そこもコアなプロレスファンの想像力を刺激する。プロレスは観る側に想像力を喚起させる格闘技であり、その一面においては彼の右に出るものはないだろう。