2025年1月12日、新年最初の大会一週間前に、新宿区・目白のFFF事務所にて、代表の桑江の挨拶と、2024年度の「FFFプロレス大賞」の発表が行われた。
まずは桑江の挨拶(インタビュー)からお伝えしよう。
FFF代表:獣神ダンディー・桑江リョウ
皆さん、今年も今更ですが明けましておめでとうございます。
今年は昨年に比べると比較的落ち着いた年明けになった気がしますし、世間は9連休ということで遠出をした方も多いんじゃないでしょうか。
2024年はFFFにとって色々と新たなチャレンジがありました。特に9月の異種格闘技戦から奄美大会、周年大会、そして大晦日興行と後半は一気に駆け抜けた気がしますね。
一年を通して色々な形で応援してくれたファンの皆さんには改めて感謝を伝えたいと思います。
さて今年も「FFFプロレス大賞」を発表させてもらいたいと思います。
今回も前回同様、投票権を持った有識者たちとの協議(FFFプロレス大賞審議会)にて決定いたしました。
今回は動画を作っていますので、まずはこちらからどうぞ。
■FFFプロレス大賞:トミー・タロー(King's Soul)
まずは大賞、2024年のFFFの顔です。こちらはほとんどの票を集めたトミーが選ばれました。
最後の最後でベルトを失ってしまいましたが、そのキアッピーニ戦もトミーの強さはしっかりと感じさせましたし、ベルト防衛はZONOそしてヘリオス相手に成功もしています。そしてなんといってもホフマンとの試合でしょう。FFFのプロレスを守る重責を果たしてくれたと思います。
そうした意味では、やはりトミーが2024年のFFFの顔と言えるのではないでしょうか。
【識者コメント】
・最後の最後にベルトを失ったがタイトルマッチでの純プロレスを貫いての強さは誰もがイメージするチャンピオン像を体現していた。そして、マイク・ホフマンとの試合も焦らしつつも受け、勝利をもぎ取る。2024年のヘビー級を支えたのは間違いない。
・ヘタレ発言もあったが、何だかんだでチャンピオンとして防衛を数多く成功し、異種格闘技戦においてメインを務め上げた功績は大きい。また敗れはしたものの年末のタイトル戦のカウント2.9の応酬はファンに多大な興奮をもたらせた。
(次点:ZONO THE☆BEST)
受賞コメント
トミー・タロー:
この賞を取れたことは素直に嬉しいよ。これまで色々あった時もずっと応援してくれて来たファンに感謝したい。
去年は本当に色々あったし、様々なプレッシャーの中で勝てた経験は、今後のオレのプロレス人生においても重要だと思う。
とはいえ、最後の最後でベルトを失ってしまったからね。その悔しさはあるけど、充実感もあった一年だった。
王者ではない立場からの一年のスタート。自分らしくプロレスをやり続けて、またこの賞を獲れるように一年頑張るよ。
■FFFベストバウト:獣神ダンディー・桑江リョウ&四街道マコト vs TAKETO&TAKERU(7・6 ”FTCジュニアヘビー級タッグタイトルマッチ")
今年はかなり票が割れましたが、その中で一歩抜け出たのがこのジュニアタッグタイトルマッチでした。防衛を重ねていたTTコンビに対して、四街道がヤングシーサーとして初めてベルトを獲得した一戦で、この試合以降半年間はベルトを防衛したまま年を越しましたね。
この一戦の評価は、月刊ストロングの予想記事の中に書かれていることが全てでしょう。もしかするとこの先四街道がより大きなプロレスラーになった時に、この試合がまた注目されるかもしれませんね。
(次点:2/17 鴨川亮二 vs 松本 兼児、8/11 ザ・ボルト vs 超神騎チバンダー、10/11 田山鉄心&郷原 剛 vs TI-DA 津波&ヘリオス 南騎、11/8 リカルド・キアッピーニ&ダグラス・キンザー vs 前川 カナタ&トミー・タロー)
受賞コメント
獣神ダンディー・桑江リョウ:
ベストバウト、嬉しいねほんと。
いやあ、成り行き上ベルトに挑戦したけど、正直勝てるかは分からなかったよね、試合始まるまでは。
これまで防衛を続けていたTTコンビの強さは知ってたしね。
でもあの試合でのマコトのガッツは本物だったよ。あれがブレイクスルーポイントってやつなのかな。
そこからもう二回防衛したんだけど、ますます頼もしくなってるからね。オレも負けてられないよ。
四街道マコト:
うおおおお!べ、べ、ベストバウト!?ホ、ホントっスか!??そ、そりゃ一戦でベルトを巻けたけどとにかく自分はガムシャラに戦っただけっスよ。ヤングシーサーの中でもがいてたら、いつのまにか桑江社長のパートナーに選んでもらって、とにかく試合を壊さないように…(ここで感極まる四街道)…こんなところで泣いてる場合じゃないっスね。この試合はTTコンビのお二人と桑江社長に食らいつくことだけを考えた結果、みなさんに評価されたんスよね。これからもその気持ちは変わらないっスよ。今年も皆さんの記憶に残るようなプロレスをしたいっス!!ホントにありがとうございますっス!!!
TAKETO:
TAKERUは俺にとってスペシャルなタッグパートナー。評価されて当然だと思ってるし、素直にうれしい。時が来ればまた一緒に闘ってくれるだろうか?俺はすでにTAKERUとのタッグにだいぶ惹かれている。
TAKERU:
賞をもらったのはありがたいけど、 負けた試合だからな。TAKETOさんとのタッグも一段落してしまったし、次は勝った試合でもらいたいね。
■FFF最優秀タッグ:獣神ダンディー・桑江リョウ&四街道マコト
今回も現役タッグ王者が選ばれましたね。個人的にも嬉しい賞の受賞となりました。四街道の成長のためにも、少しでも長く防衛して次回も受賞できるようにしたいですね。
(次点:タクミ&アガシ&コンドー)
受賞コメント
獣神ダンディー・桑江リョウ:
まさかマコトとのタッグでこの賞を獲れるなんて思ってもみなかったよ。でも人生そんなものさ。ふとしたきっかけでこうして動くことがある。
だからこそ今は、このタッグでベルトを守り続けて、マコトの成長物語を一番近くで見させてもらいたいって感じかな。
四街道マコト:
ベ、べ、べ、ベストバウトに続いてベストタッグまでーッ!!デビューした年は同期組で万年最下位だったっスからね…。とにかくあの頃はコンドーさんからもあきらめないように言われてきましたよ、グスン(また感極まる四街道)。こんな自分を引っ張ってくれた桑江社長やあの時、カードを組んでくれたナルさん、肩固めを叩き込んでくれたコンドーさん千葉(現血刃)さん、みんなには感謝感謝っス!!このタッグでベルトを守ることが同期のみんなを盛り上げる一番の起爆剤っスよ!!選考してくださった方々ありがとうございますっス!!!
■FFF最優秀マスクマン:ナル・マスカラス(198E)
最優秀マスクマンは、マッチメイカーでもあるナルが選ばれました。投票した記者のコメントを見ると「c.d.s.対千葉連合の流れを作り、その後の大きな流れを作ったのは彼の功績」など、コメントを含むマッチメイク力への評価があったと言えますね。逆を返せば、CMFを優勝したローテ・クーや、そのローテ・クーからの挑戦を退けたマジムンも、一年を通してのインパクトは残せなかったから、かもしれません。
なお個人的にはちょうどいまマスクマンの是非を問う騒動が起きてますが、そんな中でこの賞はどうなんだ?と言われてしまうとちょっと困るなあと思ってたりします。
(次点:アルベルト宮城、マジムン・ブラック)
受賞コメント
ナル・マスカラス:
ビックリしたよ。2024年はc.d.s.を封印した年だし、デス・ロッカーズ編も途中だし、何かしたわけではないし。まぁ、貰えるものはもらう。ありがとうございます。そして、2025年は198Eの流れでどこにたどり着くのか全く読めないから自分でもわからないけど、ベルト。ベルトを手に入れて2025年の最優秀マスクマンをもらう!連覇してやるぞ!
■FFF特別賞(MIP=Most Impressive Player):杉本 太一(TEAM PVB)
2024年のMIPは、言ってしまえばこれまでのFFFの在り方自体に疑問を呈したとも言える、今のマスクマン騒動を生み出した杉本が選ばれました。まさかFFFの一大イベントだとも言えるCMFという舞台で、自分の代わりに別の選手を出場させるとは・・・。数カ月にわたる彼の暗躍によって、FFFジュニアは大きく揺さぶられたわけで、そういった意味では最も印象に残った選手と言えるでしょう。
個人的には何とか夏までには、CMFまでにはその騒動を落ち着かせたいところですけどね・・・。
【識者コメント】
2024年最大の事件の一つ、マスクマン問題。彼の提示した問題点はFFFの闇に触れたものだったし、ファンすらも観て見ぬふりしていた視点であった。この問題をどう解決するかでFFFがマニアックなインディー団体に収まるか、少しでもオーバーグラウンドにアクセスできる道を確保できるかが決まる。そういう意味でも杉本の行動は非常に大きなものであった。
(次点:タカシ・コンドー、松本兼児、デス・ロッカーズ)
受賞コメント
杉本 太一:
えー、この度は大変名誉な賞をいただき、恐悦至極であります…、なんて言うわけねーよな! なんだ? 最優秀マスクマンって? せめてジュニアとかの枠組みでいいんじゃねーの? そういうとこだぞ? ま、俺の動きがFFFへ一石を投じた事が認められたのはよかったよ。まだまだ問題提起してやるからな! 覚悟しておけよ、社長!
■FFF殊勲賞:ZONO THE☆BEST(雑草レジスタント)
殊勲賞は、金星を挙げるなど、ここぞの時に結果を出した選手に贈られる賞。2024年は、初めて開催されたうりずんデイゴカーニバルにてまさかの優勝を果たしたZONOが選ばれました。
優勝候補だったMohko相手に大金星を飾り、その勢いのままに優勝を果たしたZONO。残念ながらFTCヘビータイトルの二冠は達成ならずだったものの、ある意味これも大勝負であった大晦日の自主興行も成功させたZONOは相応しいのではないでしょうか。
今年の大晦日もまた開催するのか? というのも興味が尽きないですね。
■FFF敢闘賞:松原俊和(フリー)
敢闘精神あふれるファイトを見せてくれた選手に贈られる敢闘賞は、トミーと共に”侍”との異種格闘技戦でプロレスラーとしての威信を守った松原が選ばれました。
2024年の最大のトピックでもあったあの大会において見せた松原の雄姿は、多くのFFFファン、プロレスファン、そしてレスラー達の期待を一身に背負って光り輝いて見えました。
その試合の後遺症で年末までは試合に出られなかったわけですが、今年はどう動いていくのか、松原に期待です。
【識者コメント】
2024年のトピックの1つはやはり異種格闘技戦だろう。その対抗戦で松原俊和はしっかりとプロレスを体現した。繰り出される打撃を全て受けた上でスープレックスで試合を終えた姿に誰もが勇気を得ただろう。
(次点:新倉ひろき)
受賞コメント
松原俊和:
敢闘賞、ありがとうございます。自分にとってもドーン戦は2024年の1番と言っても過言ではない試合でした。身体的にも精神的にも極限を体感した試合でした。なかなかあそこまで行ける試合は無いですし、試合後にはドーンとも硬い握手を交わすことができました。彼も何かを感じていたのかもしれないですね。2025年も敢闘賞の名に恥じないプロレスを体現して、ベルトを巻きます!ありがとうございました!
■FFF技能賞:牙院(破浪我輪)
優れた技能を持っている選手に贈られる技能賞。これまでに引き続き今回もだいぶ票が割れましたが、ジュニアから転向してヘビーでも活躍した牙院が選ばれました。
松本にはK.O.を喰らってしまったものの、周年大会ではバトルロイヤルを勝ち抜き、年度最後の大会でもバトルロイヤルを連勝するなど、そのルチャの技術としたたかでダークな技を組み合わせ、独自のプロレスを展開している気がします。
果たして今年の牙院はどういう戦いを見せていくのかを見届けたいと思います。
(次点:小嶋清司、タカシ・コンドー、新倉ひろき、郷原 剛)
受賞コメント
牙院:
もちろんありがたく頂戴しますよ…ですが、本当に欲しいのはこの賞じゃない。もっと言えば受賞じゃない、ベルトを巻きたいんですよ。私の技術はわずかな一面でしかないんです。自分自身を突き動かすのはマスクを脱いだあの日から変わらない「怒り」「悲しみ」そういった感情なんです。この気持ちが報われるのはベルトを巻いた瞬間だけ。トリオのベルトだけじゃ物足りない、ヘビーのベルトを手にしたらおのずと大賞もついてくるんでしょうね。2024年はもう過去のこと、今年こそ見ていてください!
■FFFベストやなわらばー:松本兼児(市川血盟軍)
FFFで最も大暴れしたワル(ヒール、沖縄方言で"やなわらばー"=いたずらっこ)に贈られる賞であるこの賞は、これまでこの賞を連続で受賞していた破浪我輪を一人で壊滅寸前まで追い込み、会場中に都度戦慄を与えていた松本が選ばれました。まあ厳密にはヒールレスラーでは無いわけですが、ヒール以上に会場を震撼させ、また破浪我輪には恐怖を与えたのではないでしょうか。あのパンチは唯一無二。今年は侍との兼業でやっていくのかもしれませんが、FFFでも彼ならではのファイトに期待したいと思います。
【識者コメント】
・一番暴れて話題を作ったのはやはり彼かと。
・松本のプロレスがやなわらばーと問われるとハッキリとは答えられない。と同時に彼の戦いがプロレスなのかも分からない。彼のあのカチコミはそれくらいの事件であった。破浪我輪を壊滅寸前まで追い込むがその試合内容はプロレスの枠を超えていた。それがプロレスなのかもしれないが、ある側面から見ればやなわらばーだったと思われる。
(次点:ナル・マスカラス)
受賞コメント
松本兼児:
まだ色々とやり残した事があるんだがな、賞を貰えるのは悪い気はしねぇな。貰っとくぜ。今年は、まず侍にムカつくヤツが多いから借りを返す!その後、FFFのリングで去年以上に暴れてやるからな!覚悟しとけよ!
■FFFベストヤングシーサー:四街道マコト(THE BOW-SAW)
FFFの若手であるヤングシーサーの中で最も輝いた選手に贈られるこの賞は、ヤングシーサー初のベルトを手に入れ、今回のプロレス大賞においてもベストバウトとベストタッグを受賞した四街道が文句なしの受賞となりました。
前回の受賞者であるリーベがああいった形で帰国した今、新旧ベストヤングシーサー対決が生まれるのか? 期待したいと思います。
【識者コメント】
・文句無し、ヤングシーサーでは一つ抜けた存在になりました。
・ヤングシーサーながらベルトを巻く選手がいるとは。それだけでもベストヤングシーサーなのだが、防衛を重ね、その存在感を大きくしている。誰も予想できないかたちでヤングシーサーの枠を越えようとしている四街道は逸材かもしれない。
受賞コメント
四街道マコト:
べ、べ、べ、ベストヤングシーサーまで!?同期デビュー組はもちろん、後追いの丸井さんもIggyさんも大平君もみんな凄い連中ばかりっスから自分なんかまだまだっスよ。ホントにパートナーの社長やタイミングに恵まれただけッス!…けどいつまでもラッキーボーイ面してるのもカッコ悪いっスよね。…きっと自分の活躍をどこかで水元さんが見てくれてると信じてるっス、グスン(またしても感極まる四街道)。今年は本当の実力が試される年になるっスからね、死に物狂いでガンバルッス!!改めてありがとうございますっス!!
■FFFちばりよ~賞:花見川幸一(破浪我輪)
翌年に向けて奨励したい、つまり頑張って欲しい選手に贈られる”ちばりよ~(沖縄方言で頑張れ!)”賞。今回は花見川に贈ることとなりました。要は今年の”エール”ということです。
2024年の花見川、そして破浪我輪にとっては、あの橋本においての小川のように、大きな挫折と壁として松本に立ちはだかられてしまったと言えるでしょう。これまで常に強気だった彼が、ここまで弱気になってしまったのは意外でしたが、その辺りのモヤモヤは年末の大爆発で晴れたと信じたいところ。
これまでのファンを安心させるような熱い奮起に期待したいと思います。
【識者コメント】
・自身のユニット破浪我輪を松本兼児1人に壊滅寸前まで追い詰められた責任は大きい。しかも自分が負けてからのコメントが逃げ腰なのもいかがなモノか。そして、2024年大晦日。ZONOに指名されての登場。その受け身の姿勢からも破浪我輪の責任者としての器を問われる。
(次点:超神騎チバンダー)
受賞コメント
花見川幸一:
おいコラ!誰が「逃げ腰」じゃ!!コメントよこした識者の野郎、○すぞマジで!!ま、松本にやられた時は本当に凹んださ。そしてヤツの凄さは改めて認めてやるよ。破浪我輪の連中にも心配かけたし、ZONOにも気をつかわせちまったからな。この賞を確かにオレ様のもんだな…。2025年は奮起の年だよ、ホントに。原点に返ってテロリスト集団破浪我輪の活躍を見とけよ、オレはオレのやり方でお返しさせてもらうさ。そこんとこぉ~夜・露・死・苦!!!
というわけで、2024年度のFFF各種プロレス賞の発表は以上となります。
来週の試合を皮切りに、今年も熱い戦いをどうぞご期待ください!