CMFと言えば毎回恒例となった、各記者の展開予想を今回もお伝えしよう!
題して「トーナメント直前!記者の大胆予想合戦!!」。
これまでなかなか予想は当たっていないものの、今回も四人のライターに参加してもらった。
レオ桑江(実況担当、なんたまTV)
本命:マジムン・ブラック
大会二連覇中だったHGを前回破ったのが、同門だったマジムンで、今回も二回戦で同じカードになる可能性があり、また準決勝ではキジムナーと対決ということも考えられます。
HGもキジムナーもベルトを獲っている中で、彼らに直接勝って優勝できれば、「琉球妖怪軍団の総帥はオレだ」と改めてアピールできますし、気合が入っていると思います。
決定率の高いマジムンバスターをはじめ、相手を流血させるラフ殺法とテクニックやパワーの両立は、マジムンならでは。今回こそマジムンの強さをアピールできる大会になるのではないでしょうか。
最下位:超神騎チバンダー
前回と同じ予想にしてみました。前回も結局裏トーナメントに回り、何とかシーサーには勝ったものの、今回も厳しいのではないでしょうか。
この一年で伸びた選手もいる中で、チバンダーの活躍はあまり印象に残っておらず、またここぞという必殺技や自分のスタイルも無い印象で、裏準決勝までは逆の意味でスムーズに進んでしまってもおかしくない気がします。
史上初となる二回目のマスクマン引退というのも、ちょっと見てみたいですね。
大穴:角井 隆
大穴はやはり史上初の素顔の選手から選びたくて、とはいえキジムナーは半分マスクマンだしなあということで、角井を選びました。
気合は十分。佐山相手の金星だったり、しっかりバトルロイヤルを勝ち抜いたりと、ここぞで見せる決定率は見逃せません。
初戦から曲者相手とはなりますが、期待を込めて大穴に指名させてもらいます。
成毛先輩(解説者、格闘最前線)
本命:ミスター・スバ
今回はトーナメントの組み合わせの影響が強く出る大会になると思われる。それを上手く利用できそうなのがミスター・スバ。
初戦のナル戦の内容次第だろうが曲者ナルにしっかり勝利することでペースを作れれば優勝に一番近い。
最下位:チョンダラーSYOMA
2月のナル・マスカラス戦以来実戦から離れていることとその試合の印象も良いとは言えないことから最下位予想になっている。
しかし、この半年の間にしっかり調整し新たなSYOMAを見せてくれることも期待している。ある意味で今大会出場選手の中で一番プレッシャーがあるのはSYOMAかもしれない。
大穴:ザ・シダー
今大会のBブロックの激しさは尋常ではない。なかでも予選で圧倒的な強さを見せたのがキジムナー・フリムン。その初戦の相手がザ・シダー。
個人的に現在絶好調のキジムナーを止めることができるのはシダーだけと思っていて、この初戦でシダーが勝利することがあればこの激戦のBブロック、そして、決勝をも収めてしまう気がしている。
近藤代表(解説者、con.room)
本命:キジムナー・フリムン
シングル最強のパワーの持ち主がCMFに初参戦ということで期待を込めて。正統に素顔・ペイント枠のサバイバルを生き残ったわけだが、先日シングル王座から陥落したことも影響していると思われる。
現王者のヤス辻本に堂々と挑戦・リベンジするにはCMFでの優勝が最短ルートであろう。そのモチベーションは相当なはず。
あとは組み合わせ上、同胞の妖怪軍団他くせ者揃いのグループを勝ち上がれば自ずとキジムナーにチャンスがあるのではないか。
まずは初戦のシダー戦、相手のリズムに飲まれないように冷静さを保ちつつ、いつもの「たぎり」を存分に見せつけてもらいたい。
最下位:暗黒機神ダークガイン
トーナメント制に移行して以来、初戦に勝利したことがないのと今年のトーナメントの組み合わせが極めて厳しい辺りを考慮した。
レギュラーシーズンでも「噛みつき」「流血」への異常なコダワリを見せるものの、それが直接勝利に結びついているかというと大きな疑問符が浮かぶ。むしろその攻撃に耐えた相手のテンションに押されてしまう姿が想像に難くない。
ハッパをかける意味で、ダークガインには目の前の相手に「勝つ」試合をしてもらいたいところ。
…でいて素顔になってもそれはそれ、新たな人生が待っているのは周知の事実だが(笑)。
大穴:マスク・ド・シーサー
2度にわたる最下位の危機を乗り越え、いよいよ3度目の正直で上を狙う気持ちは強いはず。第1回大会は準優勝、タッグでもベルトを巻いた経験もあり元々の実力&キャリアは折り紙つき。
どうしてもCMFのような短期決戦だとトリッキーな相手に撹乱されていてるイメージがあるが、初戦は正統派の角井。そして勝利すればチーバガインor宮城と、シーサーの本来の実力をふんだんにぶつけられる相手が待っていることもいい材料と言えよう。
失礼な話だが、敗れた角井がそのままマスクマンになるシナリオも考えられる。個人的にはシン・ミルク三世を見て見たいものだ(笑)
静鈴鹿(プロレスライター、Ruhr Nachrichten PVB)
本命:マジムン・ブラック
なんだかんだ安定した戦績を残しているマジムンを本命に推します。
初戦のシノビはバトルロイヤルを勝ち抜いてきた実力者ですが、マジムンが自分のペースに持ち込めば問題ないでしょう。要は、相手を流血させられるか、否か、ですね。
初戦を勝ち進めれば、勢いに乗っていきそうです。
最下位:マスク・ド・シーサー
最下位にはシーサーを予想します。
ヒーローズのエースとされていますが、結果が伴っているとは言い難いのが現状です。
昨年のミルク三世に続いて、2年連続でヒーローズから最下位で出る可能性は、十分にあると思います
大穴:リュウキュウ・ビート
やはり、華がありますからね。彼が勝ち進めば大会も盛り上がるのではないでしょうか?
厳しい島ではありますが、初戦のボルト、2回戦のシダーかキジムナーに勝てれば、「目」はあるのではないかと思います。
というわけで、注目の初戦は7.23、刮目せよ!