既報の通り、6.21にエディオンアリーナ大阪で開催される第7回大会。その追加カードと正式参戦レスラーが発表された。
なお、今回発表されなかった第零試合の松原の対戦相手と、第六試合のc.d.s.のもう一名については、当日まで伏せられるということも合わせて発表された。
まずは第零試合として追加で組まれることとなったのが、松原俊和5番勝負。既にニュースでお伝えしたように、松原の直訴を受けて急遽組まれることとなったこの5連戦。果たして初戦の相手は誰になるのか。これは当日まで発表しないとのこと。前回大会の屈辱を受けて動いた松原、その新たな試練がどのように幕を開けるのか、注目だ。
第二試合では、Mr.Tの正体が明かされた。一部の予想通り、その正体はTAKETO。今から遡ること約20年前、FFFの前身である南国プロレスや、ナルが率いていたRSプロレスなどと合同大会でしのぎを削ったレスラーである。これまで東北の地で沈黙を貫いていたが、トミーからの熱い復帰要請を受けていよいよFFFのリングに参戦することとなった。参戦決定を受けて公開されたスパーリングでは、非常に軽やかな動きを見せており、またファイトスタイルも昔とは異なり、最新のジュニアのスタイルをしっかりと自分のものとしており、早くも活躍は間違いなし、と評価する専門家も出てきた。TI-DA津波とのコンビで、PVB相手にどのようなファイトを見せてくれるだろうか。
第三試合のヘビー級バトルロイヤルでは、松原の第零試合への移動で欠員となった1枠に対して、ZONOが出場を直訴。第五回大会での連戦による惨めな二連敗により前回大会は負傷欠場となったZONOが、デスマッチではないバトルロイヤルの場で果たしてどのようなファイトを見せるのか。5番勝負での成長は見られるのか。
相手は千葉やオルカといった歴戦の猛者にPVBやc.d.s.の若手たち、そしてレックル期待のヘリオスと不足はないだろう。今後のZONOのキャリアを占う意味でも非常に楽しみな一戦となりそうだ。
第四試合の4人タッグでは出場選手が全員決定した。天地のパートナーはシーサー。妖怪軍団との抗争をある意味c.d.s.に奪われてしまった感もあるヒーローズにとって、ここからが正念場。天地と共にPVB相手に意地を見せたいところ。
対するチームPVB側は、前回は角井&YOSHITAKE組に悔しいフォール負けを喫したTAKERUと、初登場のカール・ハインツ・クラウスのタッグとなる。クラウスはPVBの情報通によると、古武道をベースにしたとても玄人好みのファイトをするということで、天地やシーサーのルチャとの対決が見どころになりそうだ。
セミファイナルの第七試合では、トミーとmohkoのそれぞれのタッグパートナーが決定。トミーは前回のメインイベントで死闘を繰り広げて株を上げたイクヤを指名。そしてそこにレックルからフミヤを抜擢することとなった。
対するmohkoは初参戦の二人を指名。ヘビー級であるフリッツ・ユンターはパワーに定評のあるマスクマンで、トミーとの"アックスボンバー"対決も見応えがありそうだ。そしてもう一名、ジュニアのユリアン・ミュラーはPVB期待の若手。多彩な投げ技を武器に"スープレックスボーイ"の異名を持つほど。フミヤとは同世代であり、今後激しい争いを繰り広げることになるかもしれない。その初顔合わせとなる今回の対戦、ヘビー級の4人の中で、ジュニアの2人がどう存在感を示すのかに注目したい。
リベンジを図るもの、新たな活躍の場をFFFのリングに求めるもの。それぞれの思惑が交錯し、激しさを増しそうな注目のFFF第七戦まであと一週間。
試合は2019年6月21日19時にスタートする。
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