いよいよUDC01開催前日となり、新たな盛り上がりを見せているFFF。もちろん、第62回大会はUDC01だけでなく市川血盟軍参戦から始まったDAIKEIEN。FTCジュニアタッグタイトルへの挑戦権を賭けたタッグマッチ。ヤングシーサーが社長へを追い詰める展開となったチャレンジシリーズ。盛り沢山である。
しかし、この中で第0試合にエントリーされたレスラーが一人コメントを出していない。そう、水元辰夫。ヤングシーサーの一人である。そんな彼に改めてコメントをもらおうとFFFヤングシーサー寮を訪ね、彼の部屋をノックした。返事はない。何度もノックをし、声もかけたが全く返事はない。仕方なく彼の部屋の扉を開けて中を確認したところ、部屋はもぬけの殻。水元辰夫の姿は無かった。
プロレスの世界は厳しい。彼もヤングシーサーとして何度かリングに立った。が、2度のK.O.負けを経験。もちろんそれだけではないだろうが、自信を無くし自分を見失うことになったのかもしれない。そして、彼が出した答えはFFFを離れること。彼がこれからどうするかわからない。リングから離れることも間違った選択ではない。ただ、彼が悔いのない人生を全うすることを願うばかりだ。
