王者佐山へのリベンジマッチまでもう一歩となり、7.13の第八回大会にてMohkoと決戦に挑むも、そのシングル戦に敗れてしまったトミー・タロー。そのトミーは試合後にFFFの長期欠場とアメリカへの武者修行を発表していた。
そこから二カ月経ち、今週末に開催されるFFF第十回大会にて遂に凱旋帰国することが発表された。
この二カ月でのアメリカでの武者修行がどのようなものになったのか。いくつかの試合映像を入手したので、その模様をお伝えしたい。
日本のリングでは黒のパンツに黒のシューズというストロングスタイルの出で立ちだったトミーだが、アメリカのリングではブラウンのシャツに同じくブラウンのバンダナ、そしてサングラスというアメリカンなスタイルに変貌。
派手なコスチュームのアメリカのレスラー達に混じってもしっかりとインパクトを残したようで、試合を追うごとに現地での歓声は大きくなり、日本復帰前の最後の試合となった6人タッグではメインイベントに登場。試合の要所で巧さと強さを見せ、自チームの勝利に貢献して会場中からスタンディングオベーションで壮行試合を祝って貰ったようだ。
そんなトミーのファイトスタイルにも少し変化が生まれた。これまではどちらかというとパワー一辺倒で、豪快なラリアットやパワーボム、拷問ストレッチ技などが中心であったが、アメリカではショー的要素も取り入れ、これまでの得意技はそのままに、コーナーポストからのジャンピングニーや雪崩式のバックブリーカー、相手を高々と持ち上げるチョークスラムなど、会場の後ろのファンをもしっかりと魅せられる大技を披露。
そして何と言っても特筆すべきは新必殺技である「トミーズ・ランナー」。倒れた相手を引き起こしつつトミーの代名詞である”ウィー”のテキサスロングホーンポーズを行いながら、相手を勢いよくリングに叩きつける大技。実際にアメリカのリングでもこの必殺技で勝利しており、トミー・ボンバー⇒トミーズ・ランナーという必殺ムーヴも試合で披露している。
そんなアメリカで大活躍のトミーが満を持して凱旋登場するFFF第十回大会は、9/28の15時開始。どうぞお見逃しなく!!