CMFと言えば毎回恒例となった、各記者の展開予想をお伝えしよう!
題して「トーナメント直前!記者の大胆予想合戦!!」。これまでと同じく四人のライターに参加してもらった。
レオ桑江(実況担当、なんたまTV)
本命:パーントゥHG
大会二連覇中のHGがやはり本命でしょう。直前で失ったもののシングルのベルトもしっかりと奪取しており、そして今大会でもシード権を獲得するなど運すら味方につけていると感じてしまう夏男が、いよいよ三連覇で大会殿堂入りを果たすのではないでしょうか。鬼門は初戦、つまり2回戦になるでしょうか。同胞のマジムン、またはそのマジムンから金星をあげて勢いに乗る宮城との対決。ここでしっかりと勝ち切れば、優勝までノンストップではないでしょうか。
最下位:超神騎チバンダー
まあある意味実力は前回大会で明らかになっているわけで。正直前回までで最下位だった選手が再出場したことは無いので何とも予想が難しいんですが、初回のコンドーだったり、前回ギリギリだったシーサーのように「まさか」といった結果というよりも順当な結果だったので。今回も生まれ変わったとはいえベースはある意味変えられないですからね、対戦相手はチーバガインからとなりますが、そこで敗れれば今回もずるずるといくんじゃないかなと。何せその次の相手というのが優勝候補同士の対決の敗者ですからね~。
大穴:Mr.X(新参戦レッスルクルセイダーズ)
彼が何者かですが、情報通の間では話題になってますよね。ここのところ海外遠征という理由で試合に出ていない選手だとすれば、実力は誰もが認めるところ。ここぞの勝負弱さは気がかりですが、それも踏まえて今回決死の覚悟で参戦するでしょう。それに初戦が現ジュニアチャンピオンであるザ・シダーというのも逆にいいですよね。半端な相手に当たるのではなく、最初から全力を出す必要があるわけで。そういう意味では現役王者を破り、その勢いのままで優勝というのも十分可能性があると思いますよ。
成毛先輩(解説者、格闘最前線)
本命:パーントゥHG
ブロックで見る限り片方にFTCジュニアチャンピオンとFTCジュニアタッグチャンピオンが集まっている今回のトーナメント。そこと離れているパーントゥHGはマイペースで進められそう。しかもシードである。特にマイペースというのがパーントゥにはとても大事でそこを守れたら三連覇も見えてくるだろう。
最下位:超神騎チバンダー
優勝者を選ぶより難しかった最下位予想。去年の様子を見てもどの選手にも同様に最下位になる可能性を持っていて、今回チバンダーを選んだが、ほぼ横並びで他の選手も油断できない状況を感じる。一度勝てば抜けられるこの逆トーナメント。一勝がとても重い。
大穴:TAKETO・MAN
直近のc.d.s.との抗争でTAKETO・MANのプロレスを見てきた印象としては負けないプロレスをするレスラーである。ということだった。この負けないプロレス。というのがこのトーナメントにとても大事な要素だと思われる。 だがしかし、それが面白いプロレスかどうかは別の話だ。個人的に色々思うところはあるがTAKETO・MANを大穴に選出する。
近藤代表(解説者、con.room)
本命:ザ・シダー
やはり最大の理由は2連覇中のHGを破ってベルトを巻いたこと。まだまだ未知数とはいえデビュー以来3連勝している辺り、相当な実力があるのではないだろうか。全てが一発勝負のCMFにおいてここ1番のメンタルが重要になってくることは言うまでもないが、ザ・シダーには何か得体の知れないものを感じるため本命とした。…もちろん何者かは最下位にならないと分からないわけだが(笑) 決勝の舞台にHGが上がってくることになれば、この間のタイトルマッチの再現となるわけで、期待を込めてHGを対抗としたい。
最下位:アルベルト宮城
実力的に全くもって不安はないが、あえてドライな確率論で最下位候補とした。奇しくも一回戦の対戦相手が前年と同じマジムンであり、その彼が決勝まで勝ち上がったこと、そして何よりシードのHGと同じ組になったこと。やはり2連敗で最下位決定戦に回ってしまうという意味で死の組に入ったと言えるだろう。ぜひ実力をもって宮城にはこの予想を覆してもらいたい。
大穴:超神騎チバンダー
何かといい結果の方でトピックにならないTHE BOW-SAW(笑)の中で、少し異質な存在感を放つ彼に期待を込めて。全ては初戦にかかっているがチーバガインとの同胞対決を制した場合、曲がりなりにもベルトホルダーを破った実力は本物と言えよう。毎回コメントで落ち着き払った様子だが、それ相応の修羅場をくぐってきたと見えるのでその経験値を期待して大穴とした。
静鈴鹿(プロレスライター、Ruhr Nachrichten PVB)
本命:Mr.X(新参戦レッスルクルセイダーズ)
謎のMr.Xと新王者のザ·シダー。注目の一戦ではありますが、どちらが負けても負けた方には「肩透かし」感がありますよね。初戦で負けてしまうと。その点で言うと、まだシダーの方が負けてもダメージが少ないと言うか、負けた所で価値が落ちない負け方をする。そういうところがある選手だと思います。逆に言うと、Xは初戦で負けてしまうと出てきた意味が薄れてしまいますよね。ですから、ここは相当な気持ちで戦うかと。初戦を勝てれば、その勢いのままに優勝まで到達できると思います。まずは、初戦ですね。
最下位:ミルク三世
彼が弱いとは思いません。ただ、誰の素顔が一番見たいかと言うと、彼ですね。素顔が想像つかないので(笑) 初戦もボルトですし、ボルトは失ったとはいえタッグベルトを巻いた事で一皮剥けた感があります。長年の謎の素顔が明らかになる可能性はあると思います。
大穴:TAKETO・MAN
穴というには実力者ですが、前回大会でダークガインに勝った事で、c.d.sとの抗争戦も一区切りつき、心身ともに充実していると思います。注目する価値はあると考えます。
というわけで、注目の初戦は7.24、刮目せよ!