CMFと言えば毎回恒例となった、各記者の展開予想を今回もお伝えしよう!
題して「トーナメント直前!記者の大胆予想合戦!!」。
なかなか予想が当たらなかったこの企画も、前回は遂に静鈴鹿氏が優勝者であるヤスを(ちなみにレオ桑江氏も”大穴”予想)、そして近藤代表が最下位であるダークガインをそれぞれ当てるという快挙を達成! さて今年は如何に?
今回から参戦する二人も合わせて、六人のライターに参加してもらった。
レオ桑江(実況担当、なんたまTV)
本命:ザ・シダー
これまでのCMFの優勝者を紐解くと、HG⇒HG⇒チーバガイン⇒HG⇒ヤスって感じで、HG以外は意外な伏兵が勝ち切ってるんですよね。下馬評で対抗馬って感じの選手は優勝できてないんですよ。
そういう意味では、HGの復権はもちろんあり得ますが、予想ですからやはりここは意外な伏兵を当てに行きたいわけです。
そう考えていくと、本当にちょうど良い条件なのがシダーだと思ってます。これまでベルトを巻いている通りシングル戦での強さはあるし、自身のリズムもあって、そのリズムにすることが出来ればどんなレスラーにでも勝てると思ってます。
ただ近年はなかなか戦績が安定していなくて、それが彼のムラッ気のせいなんですが、今回もおそらく表面上のコメントは飄々としたものになると思うんですが、個人的には今年はやる気なんじゃないかと踏んでるんですよ。「そろそろオレだろ?」的な。
そういう状況を察して、あえてのシダー予想でいきます!
最下位:ピーナッツマスク
四回連続でチバンダーを予想する、ということも考えたんですよ。初戦が夏男HGですし、実際去年も裏決勝に行ってますしね。ただここ半年くらいを見ると、すっきり勝つっていうのはあまり無いんですが、何だかんだタッグなどで結果は出てるんですよね。それを踏まえて今年は違う選手にしました。
その選手が、参戦したばかりのピーナッツマスク。正直まだまだ未知数で、そもそもシングルの試合は一度も見てないわけですが、やはりジュニア最軽量だと思われる体格面では、長丁場となるトーナメントでは不利になるんじゃないかなと。初戦の相手であるスバも強いですしね。
しかしそうなるとデビュー最速でのマスクマン引退になってしまうわけで、市川血盟軍的には痛手かもしれませんけどね・・・。
大穴:リュウキュウ・ビート
前回はここでヤスを挙げて、一応的中扱いにしてもらいたいわけですが、今回はどうしようかと悩みました。同じく素顔枠のフミヤも良いんですが、タッグやバトルロイヤルでは活躍してますが、シングルでの勝利は一年以上前に怪我をしながら勝ったコンドー戦くらいなんですよね。なので優勝までは厳しいかなと。
じゃあ誰かというところなんですが、ここは毎回の期待を込めてビートです。ここぞの時の勝負強さも身に付きつつありますし、マジムンやHGといった苦手な選手がひしめくブロックではありますが、これまでの借りを全て返して決勝に残り、そして優勝というファンが泣いて喜ぶようなストーリーを期待したいと思います。まあ応援馬券みたいな感じですね(笑)
成毛先輩(解説者、格闘最前線)
本命:ローテ・クー
トーナメントなので組み合わせも大きく影響する。それを強く感じさせるのがローテ・クー。誰が強い弱いでは無く、ファイトスタイルを考えても彼の強さが発揮されれば決勝までスムーズに行ける可能性は高い。そのあとは真の実力が求められるが、現状1番優勝に近い選手ではないだろうか。
最下位:フミヤ・ウォータリバー
バトルロイヤルでの勝率が目立っているフミヤではあるが、シングルマッチでの強さのイメージは無く、それが大会に出てしまうと一気に駆け降りてしまうのでは無いか。
大穴:オリエント
非常に厳しい位置での初CMFとなってしまったが、オリエントの上手さが発揮され、初戦を勝つことが出来れば、初出場初優勝もあるかもしれない。
近藤代表(解説者、con.room)
本命:パーントゥHG
今年も同胞マジムン・ブラックと同じグループになったが、マジムンにとって上位狙うにはYOSHITAKE、オリンエントorビートを破らないといけないだけに、決勝までタフな戦いを強いられそう。
対してチバンダーには申し訳ないが、HGにとって初戦突破がほぼ間違いなく、その先も余力を残してトーナメントを勝ち進む可能性が高いであろう。HGは慢心さえなければ圧倒的な優勝候補の1人。是非とも夏男の復権を期待したい。そして個人的対抗としてマジムンの二冠達成も見てみたい。
最下位:超神騎チバンダー
おそらくもっとも最下位予想を受けた常連であろうが、今年こそ最大のピンチかと。初戦敗退の可能性も高く、かつ同グループの負け残りメンバーに誰がきても、サバイブするには困難をきわめるだろう。とはいえ何度最下位を予想されても首の皮一枚でマスクを守ってきたチバンダー。この予想に奮起してもらいたいものだ。
大穴:フミヤ・ウォータリバー
素顔枠初出場の勢いに期待して大穴にフミヤを推したい。やはり昨年、ヤス 辻本が優勝したことでCMFの常識、流れといったものを変えたのが大きい。
もちろん上位に進むための最大の障壁が初戦のナル・マスカラスなわけだが、ここでフミヤの「ケツ」が炸裂してナルを破るようなことがあれば、今大会に「ケツ」旋風が巻き起こるかもしれない。
静鈴鹿(プロレスライター、Ruhr Nachrichten PVB)
本命:マジムン・ブラック
実力者は実力者ですからね。実績も申し分なし。ファイトスタイルは好みではありませんが、私情を抜きにして言えば、彼が筆頭ですかね。
最下位:チョンダラーSYOMA
彼も力はあるのですが、突き抜けない部分がありますよね。個人的には勝ち上がって欲しい気持ちはありますが、喝をいれる意味での予想です。
大穴:ザ・シダー
何を考えているかわからないですからね。先日のミュラーへの声かけも謎ですし、本気を出すのか、何か仕掛けてくるのか…。当日を待つしかないですね。
スズキ ロクダン(プロレス求道者)
本命:フミヤ・ウォータリバー
直近の試合をみると安定してコンディションの良さがうかがえる。夏場のトーナメントを勝ち抜くために準備は万全!
最下位:2代目チーバガイン
クセ者ぞろいのCMFでは精神力がモノを言う。夏の過酷なトーナメントでは弱さが露呈するのでは?
大穴:ミスター・スバ
とにかくミステリアス。術中にハマると実力者が次から次へと姿を消す!?
ジャングル新本(「月刊ストロング」記者)
本命:フミヤ・ウォータリバー
ここのところバトルロイヤルなどで安定した結果を残していて、勢いがあるので本命です。特にフミヤに注目したカードでなくとも、いつの間にか彼の動きが気になるところレスラーとしてのサムシングエルスを感じます。一回戦が曲者ナル・マスカラスですが、ここに勝利すると一気に上りつめる可能性があります。
最下位:アルベルト宮城
毎回無難に終えている印象。そろそろキャラ的にも脱皮して欲しい…という事で応援の意味も込めて宮城選手を挙げさせてもらいました。
大穴:ローテ・クー
かつてのチャンピオン。実力的には申し分ないでしょう。ここのところ目立った動きはないのですが、静かに牙を研いでいるようで不気味です。ザ・ボルトとの一戦はどちらが勝ってもおかしくない試合ですが、今回は直感でローテ・クーがくる予感がします。
注目の初戦は7.6、刮目せよ!