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【特集】データで紐解くFFFの一年

一周年を迎えたトリプレファは、これまでに本大会を12回(2days=2回カウント)、リーグ戦含めた別枠大会を8回の計20回の大会を開催してきた。そこで今回、この20回の大会のデータを全て収集して分析。様々な角度からデータを紐解き、FFFの一年の歩みを振り返っていきたい。

 

 

一番タフなのは誰? ~出場試合数ランキング~

プロレスラーとしてのタフさを表すデータと言えば、やはり出場試合数。激しい戦いにも負けず、多くの試合をこなしたレスラーは誰だろうか?

出場試合数ランキング

出場試合数ランキング

やはりというか、長丁場のリーグ戦であったCyatan Mask-Man Festivalを戦ったマスクマンの選手たちが上位にランクインしている。

最も試合に出ているのは、18試合に出場したタカシ・コンドー、ハブマスク、マジムン・ブラックの3名で、それに続くのが17試合のナル・マスカラス、16試合のマスク・ド・シーサー、15試合のパーントゥHGとミスター・スバと続く。

CMF出場組以外だと、獣神ダンディー・桑江リョウの13試合、サイレンス佐山の12試合、そして11試合のトミー・タロー、ザ・グレート千葉、チャーリー・ブロンソン、天地勇河に、5番勝負を行った松原俊和というところだった。

 

一番強いのは誰? ~勝利数、勝率ランキング~

プロレスラーとして目指すものはもちろん最強の座。ベルトを保持するという分かりやすい形もあるが、データではこれまでの全試合から、勝利試合数と勝率を算出してみた。

勝利試合数ランキング

勝利試合数ランキング

勝率ランキング

勝率ランキング

データでは5試合以上をこなした選手に限定して算出しており、タッグの場合は自分がフィニッシュせずともチームが勝った場合も1勝とカウントしている。

その結果、勝利試合の絶対数では試合数の母数が多いCMF出場勢が上位を占めていて、1位は10試合で勝利したナル・マスカラスとマジムン・ブラック。2位がCMF優勝を果たして9試合で勝利しているパーントゥHG。3位はCMF決勝進出を果たしたマスク・ド・シーサーと、逆にCMFで最下位決定戦に回っていたハブマスク、そして初代FTCヘビー級王者であるサイレンス佐山が8試合の勝利となった。

勝率ランキングでは、バトルロイヤルやタッグ戦で勝利を積み重ねたTI-DA津波と、惜しくもベルトは逃したもののジュニアタッグ戦線で最強を誇っていた杉本太一がどちらも71.4%で同率1位。単独3位には、その杉本組から勝利してジュニアタッグベルトを獲得したフミヤ ウォータリバーで勝率70.0%。4位が同率で5選手で、サイレンス佐山、フライングV、ダグラス・キンザーのヘビー級3人と、TAKETOとローテ・クーのジュニア2人の勝率66.7%。9位で続くのがトミー・タローの勝率63.6%となった。

 

一番強いタッグチームはどこだ? ~タッグ勝利数ランキング~

続いてはタッグチームとしての勝利数。6人タッグ及び8人タッグでは、同じタッグチームで複数勝利を挙げたチームが無いため、4人タッグでの勝利数ランキングとなる。

タッグ勝利数ランキング

タッグ勝利数ランキング

勝利数1位は、ジュニアタッグ最強と評価されていた杉本太一&ローテ・クー組。タイトル戦で負けるまで4連勝という記録を持ったチームであり、すぐにでもタイトルへのリベンジマッチが組まれることだろう。

2位はその最強タッグにタイトルマッチで勝利した天地勇河&フミヤ ウォータリバー組で3勝をあげている。フミヤについては実は獣神ダンディー・桑江リョウとのタッグでも2勝をあげており、先述の勝率で上位となった理由はこのタッグでの勝利数の多さから来ているかもしれない。

フミヤ&桑江組と同じく2勝をあげているのが、アイダホ・ポテト&ダグラス・キンザーのRycom-Club組と、YOSHITAKE&角井隆の"タンクトッパーズ(仮)"であった。

ヘビー級のタッグ戦線が盛り上がってくれば、ヘビーのタッグチームもこのランキングに出てくることになるだろう。

 

一番のスターは誰だ? ~メインイベント出場数ランキング~

プロレス興行の目玉と言えばもちろんその大会の最後を彩るメインイベント。そのメインイベントへの出場数ランキングはこのような結果だった。

(本大会、別枠大会のみカウント。CMF地方大会はカウント外としている)

メインイベント出場数ランキング

メインイベント出場数ランキング

やはりというべきか、FTCヘビー級王座に半年間就いているサイレンス佐山が7試合で1位となり、続いてはその佐山と一年間にわたり激しく争ったトミー・タローが6試合で2位。3位には、佐山とタッグを組んで出場することの多かった皇克馬が4試合。そして4位が3試合に出場したパーントゥHGとフライングVという結果となった。

果たして二年目のFFFの主役となるのは、誰になるのだろうか??

 

一番のベストバウトマシーンは誰だ? ~試合満足度ランキング~

続いては試合満足度のランキングである。勝ち負けは関係なく、自身が出場した試合満足度の平均からランキング。なお試合数は5試合以上に出場を条件とした。

試合満足度ランキング

試合満足度ランキング

試合満足度の平均が90%を超えていたのが18人。トップはなんとTHE BOW-SAWのシノビ・ハワードで97.3%!そして2位が95.0%でエルウィン・ベルグヴェルク。伏兵といった感もあるが、二人とも5試合以上の試合をこなしての数値なのでかなり立派だと言える。

3位以下は納得の顔ぶれ。アイダホ・ポテトが94.5%、ザ・グレート千葉が93.1%、天地勇河が92.7%とここまでがベスト5。

6位以下は多彩な顔触れ。先日リングネームを本名にして復帰したオルカ・鴨川(鴨川亮二)、色々なレスラーと組むことも多いイクヤ=タカシ、最もデスマッチをこなしている男ZONO THE☆BEST、今後の飛躍が期待されるヘリオス南騎と前川カナタが同率9位で、ベスト10に入った形だ。

さて、試合満足度という指標でもう一つランキングをお見せしよう。

 

一番の”グッド・ルーザー”は誰だ? ~敗戦限定・試合満足度ランキング~

”グッド・ルーザー”、つまり敗者として最も熱い試合をしているレスラー。つまり負けっぷりの良いレスラーのランキングは、「本人が負けた試合」での試合満足度の平均から算出。3試合以上自ら負けているレスラーを対象としている。

グッドルーザーランキング

グッドルーザーランキング

1位はなんと99.0%という満足度だった郷原剛。そして2位が96.7%の獣神ダンディー・桑江リョウ、3位が95.7%で花見川幸一。ここまでが95%以上の試合満足度。

そこに続くのが、唯一試合数5試合でランクインしたチャーリーブロンソンで93.0%。残りの90%以上の数値だったのが、ZONOに佐山、鴨川、千葉、トミーと、それぞれシングル戦を中心に活躍してきたメンツだった。ここまでの9人を見返してみると、何となく納得できるメンツではないだろうか。グッドルーザーはファンにも愛されたり、記憶に残るレスラー達なのかもしれない。

 

一番のフィニッシャーは誰だ? ~フィニッシュ勝利数ランキング~

続いてはフィニッシャー。つまりシングル、タッグ、バトルロイヤルの全てにおいて、自身がフィニッシュして勝利を奪った数をランキングした。正に”試合を締める”ことが出来る強者だと言える。

本人フィニッシュ数ランキング

本人フィニッシュ数ランキング

このランキングもやはりシングル戦を多くこなしたCMF参加勢が上位を占めているが、その中で一位に輝いたのはナル・マスカラスで8試合。続いてはCMF優勝者であるパーントゥHGが7試合、そして6試合がマスク・ド・シーサー、マジムン・ブラック、ハブマスクのCMF勢に、王者の貫禄かサイレンス佐山。

続く5試合はミルク三世、チョンダラーSYOMA、ザ・ボルトのCMF勢に、ヘビーからはトミー・タローにダグラス・キンザー、ジュニアからは杉本太一と獣神ダンディー・桑江リョウがランクインとなった。

フィニッシャーとして優秀ということは、もちろん必勝パターンを持っているということだろう。それを表すデータが、これだ。

 

 一番の必殺技はなんだ? ~フィニッシュ技勝利数ランキング~

 試合を決めたフィニッシュ技をランキングにすると、このようになる。

フィニッシュ技勝利数ランキング

フィニッシュ技勝利数ランキング

同じ技でも複数の選手が使った場合もカウントされているが、そんな中でも必殺技として4勝をあげているのがマジムン・ブラックの"マジムンバスター"と、獣神ダンディー・桑江リョウの"めんそ~れドライバー'05"。この二つの技が、少なくとも一年目のFFFにおいては最高の必殺技であると言えるだろう。

続いて3勝をあげているのがトミーの"ローリングラリアット"と佐山の"ステップオーバーフェイスロック"。二つとも二人の必殺技ではないものの、これまでの試合で勝敗を決してきた得意技ということだろう。そしてジュニアからはナル・マスカラスの"ナルケーノ→スパイク潰し"とタカシ・コンドーの"白黒つけます!"の二人の必殺技となっている。

そのうちコンドーの"白黒つけます!"は、次回のFTCジュニア王座のタイトルマッチで負けると封印されることになっている。果たしてどういった結末を迎えるだろうか・・・。

 

一番強いユニットはどこだ? ~ユニット別戦績表~

最後のデータは、9つある団体内ユニット別の戦績表だ。

タッグやバトルロイヤルについては出場した選手一人一人をまとめてカウントしているので、タッグでの勝率が高いとユニットの勝利数が高くなる。また途中でユニットを移籍した選手は当時の所属ユニットでの戦績をカウントしている。

ユニット別戦績表

ユニット別戦績表

以上を踏まえてまとめたデータを見ると、試合数として一番多いのがちょうど100試合のチームPVBで、次が87試合のcolpo di stato。そしてレッスル・クルセイダーズが82試合と続く。

ユニット別の勝率に目を向けてみると、レッスル・クルセイダーズが52.4%で唯一の50%超えでトップ。4人タッグを同ユニットで1試合だけ行ったネーネー'sをカウントから外すとして、次は琉球妖怪軍団の48.3%、続いてRycom-Clubの47.5%というところとなる。

参戦当初は連戦連勝だったチームPVBは、直近の大会での伸び悩みが勝率に表れてしまったか。そしてなかなか勝ちきれない雑草レジスタントとTHE BOW-SAWには、二年目の逆襲を期待したいところだ。

 

さあ、データから見るFFFの一年目はどうだっただろうか。意外な結果もあれば、納得の結果もあったのではないだろうか。

FFF全体としては、これまでの試合数カウントは524試合、平均の試合満足度は88%であった。果たして二年目のFFFではどのような試合が繰り広げられるのだろうか。まずは一年目の集大成となる一周年記念大会を楽しみにしたい。