第五試合「Re-Start」(30分1本勝負)
トミー・タロー&フミヤ ウォータリバー vs 天地勇河&サイレンス佐山
試合後のリングでの出来事
佐山がマイクを取り、トミーに対してマイクアピール。
「おい、トミー! 今日は負けたけどな、黙ってお前がまたエースになるっていうのを見てられないんだよ! 新たな団体には新たなエースが必要なんだ。
同じチームだからって、エースになりたいという気持ちは変わらない! 覚えておけ!」
するとそこに、グレート千葉が乱入。
「おいおい、オレだってトミーを認めたわけじゃない。オレと戦え!!」
そして今度はチャーリーまで乱入し、トミーに対して中指を立てている。
ここに出てきたのはフライングVだった。
「みんなトミートミーってうるさいやつらだな! どうせベルトを賭けて来年には戦えるんだから、少しくらい待てばいいだろう?
それまでにどれだけファンの心を掴めるかが重要なんだヨ。まずは千葉からか? チャーリーはアイダホさんが戦ってやるよ。次の試合を楽しみにするんだな!」
試合後コメント
トミー・タロー
記念すべきFFFの旗揚げ、メインで良い戦いが出来たね。
佐山のファイトには驚いたけど、その気持ちは嬉しいよ。「同じチームとはいえ、易々とエースは渡さない」って、あいつオレを場外へのタイガードライバーを見舞った後に言い捨てやがってさ。さすがにその瞬間は頭にきて、その後にココナッツクラッシュで流血させたんだけど、けれどそういう熱い気持ちのぶつかり合いってのが、やっぱりFFF旗揚げのメインで大勢のお客さんに見て貰えたというのは本当に誇らしいね。うん。
とはいえエースは相変わらずオレだっていうのを見せられたと思うし、メインの前座の試合に出てた連中が息巻いて試合後にリングに上がってなんか言ってたけど、そいつらの挑戦はまとめて受けて立ってやるつもりだよ。
来年創設されるFFFのベルト、ヘビーで巻くのはオレしかいないんだからさ!
フミヤ ウォータリバー
いやあいきなりメインでトミーさんのタッグパートナーをするって桑江さんから聞かされた時には「さすがにそれは無理ですよ」と思わず言っちゃったんですけど、でも今はそのチャンスをくれてほんと感謝してます。やはり一度やってみないと分からないこと、見えない景色がありましたから。
今日は正直まだ足を引っ張ってた立場だったんで、次はしっかり自分の実力でメインの舞台に立てるよう、頑張っていきたいですね。目標であった天地さんとも戦えましたし、ジュニアの新時代、僕が作ってみせますよ。
天地勇河
しょっぱなのトミーの攻撃は効いたねえ。何だかんだ初めてトミーとやりあったけど、一つ一つの技の重みは風格を感じたよ。さすがエースってね。
でももちろんオレもジュニアのエースという自負があるし、そう簡単には負けてられないけどね。まあ今日は佐山の日だったから、オレとしてはもう少しやりたかった気もするけど。
FFFがようやくスタートして、楽しみしかないよ。ジュニアにも新たな選手や昔から一緒にやっている選手が居て、来年にはそいつらとベルトを賭けて戦うことになるだろうし。ジュニアが元気な団体っていうのは、やっぱり人気も出るわけだし。エースとして必ずFFFのジュニアを最高でエキサイティングな存在にしてみせるよ!
サイレンス佐山
いやあ、効いた! やられた! やっぱりトミーは強いなあ。でもやっぱり認めたくないだよ、あいつがエースっていうのをさ。
もちろん南国プロレス時代は揺るがないエースだったし、他団体の対抗戦でも活躍してくれたのは認める。でもそれはもう10年以上の前の話だよ。今は南プロじゃない、FFFなんだよ。新しいFFFという団体には、新しいエースが必要なんだ。同じチームだからって、その挑戦を諦めるわけにはいかないんでね。
他のやつらがちまちまと試合をした後に、メインでトミーとやりあえる。そんなチャンスが来たら全力でぶつかるしかないでしょ。それがあの奈落タイガードライバーの理由だよ。その後にトミーにやり返されて流血しちゃったけどね・・・。
でも久し振りにオレのプロレスを見てくれたファンに、今のオレのファイトスタイルは十分に見せられたと思うし、記念すべき旗揚げのメインイベントで「純プロレス」をしっかりと感じて貰えたと思う。
FFFはマスクマンも多いし、イロモノと思われる可能性もあるけれど、それでもみんなプロレスが好きで好きでしょうがないんだよ。その想いをこの一戦で少しは出せたんじゃないかな。
オレの挑戦はまだまだこれからだ。最後にごちゃごちゃ出てきた連中をまとめて片づけて、エースに必ずなってやるから、次も期待してくれ。以上!