新元号である令和を迎えた5月1日の午後、目白のFFF事務所にて、マスコミを集めた記者会見が行われた。会見場には団体代位表である桑江と、先日のトーナメントで優勝してFFF初の王者となった佐山、そしてその佐山と新ユニットを結成したPVB代表のmohkoの三人の姿があった。
獣神ダンディー・桑江リョウ
新しい時代を迎えた記念すべき日に、本日はお集まりいただきありがとうございます。
まずは4月の興行延期について、お詫びをさせてください。
色々と推測記事も出ていましたが、理由についてはお察しの通りで、3月の2デイズ興行での資金繰りの失敗です。もちろん今は多く来ていただいた観客からの入場料が入金されていますので、団体の経営状況は問題ないのですが、4月に開催予定だった会場との入金スケジュールの折り合いを付けられなかったため、泣く泣く延期という決断をすることになりました。
お陰様で団体旗揚げから半年を迎え、これまでの来場者数も5千人を超えた状況ではありますが、まだまだ資金は豊富では無く、また認知度の無いエリアでの新規会場との調整はなかなか難しいというのも事実です。
とはいえ、せっかくのトーナメントでの盛り上がりを、経営ミスによって水を差すような事態を産んでしまったことは、代表である私の責任です。
私の名前の漢字でもある"令和"という新たな時代を迎えた5月、そのミスを乗り越えて何とかまたFFFを盛り上げるべく、今日はこの二人も同席してもらいました。
まずは、初めての王者となった佐山から。彼には優勝の特典として、次回の大会のマッチメーク権を渡しました。では一言、お願いします。
サイレンス佐山
初代FTCヘビー級チャンピオンのサイレンス佐山です。
えー、まずは興行の延期について、私からもお詫びさせて下さい。資金繰りについては我々選手が知らぬ事ではありますが、チャンピオンとしてFFFを引っ張っていく立場になったわけですから、これからもっといい試合をしてお客さんをたくさん呼べるようにしていきます。それが選手として、チャンピオンとしての責務だと思っていますので。
そうすれば、一回の興行の支払いどうこうで苦しむ事も無くなるでしょう。それでまた資金繰り云々があったら、代表の手腕のせいだと言うことで、ひとつ(笑)。
さて、王者の特権としていただいたマッチメーク権ですが、今回はチームPVBの選手に多く出てもらう事になります。
もともとドイツで小規模ながら自主興行をできるくらいの団体なので、10名を越える選手がいまして、個性も様々です。前回大会では、郷原、アギーラ、杉本、Marioが出場しましたが、彼らを見てもバラバラでしょ?(笑)
まあ、もちろん全員は難しいですが、他にも面白い選手がいますので彼らをFFFのお客さんに覚えてもらう大会にしたいですね。
対戦相手には申し訳ないですが、将来的にはチームPVBでFFFを牛耳るつもりなので、その布石になる大会ですね。
c.d.s、THE BOW-SAW、レックルその他のFFF本隊、みんな踏み台にしてやりますよ。文句がある奴はかかって来い! ってな感じですね
mohko
コンニチハ。PVBには日本人の選手も何人かいます。彼らは日本のFFFのリングに立てる事に非常に興奮しています。
きっと面白い試合を見せてくれると思いますよ。
特に、ゴウハラ、スギモトは前回大会で物足りなかったみたいなので、もっともっと、やってくれそうです。
いずれ創設されるジュニアヘビー級王座、ヘビーとジュニアのタッグ王座、その全ての初代王者をチームPVBから出すつもりなので、ヨロシクオネガイシマース!
獣神ダンディー・桑江リョウ
というわけで、次回の水戸での興行は、vsPVBというテーマで、各ユニットとチームPVBとの対抗戦を予定しています。
正式なカードについては、後日発表しますのでお楽しみに。
(ここで会場に突如スーツ姿の松原俊和が現れる)
松原俊和
佐山...。今日はそのベルトへの挑戦を表明しにきた。最初のタイトルマッチは俺が相手だ。色々言いたいことがあるが今日はそれだけだ。良い返事を待ってるからな。
(松原、颯爽と会場から立ち去る)
サイレンス佐山
ああ? チッ、もう行っちまったか。まあね、文句がある奴はかかって来いって言ったばかりだしね。受け入れるしかないよね。
俺もトーナメントの松原とトミーの闘いは見てて興奮したし、いい試合をしてたからね。
ただ、条件はひとつある。次の大会で松原とチームPVBの選手をあてる。シングルかタッグかはまだ言えないけど、そこで結果を出したら相手になりますよ。以上!
ようやく発表となった次回大会はチームPVBの対抗戦に決定!そして佐山に松原が挑戦表明と、また新たな動きを見せるFFF。果たしてチームPVBと闘うのは誰になるのか??松原に続き挑戦表明をする選手は現れるのか?今後の動きに注目だ。