第一回Cyatan Mask-Man Festivalを見事制したパーントゥHG。
と同時に、初代FTCジュニアへの挑戦権を獲得した彼が対戦相手に指名したのはなんとCMFで最下位に沈んだタカシ・コンドーであった。
「勝てる相手」として選ばれたコンドーはどう応えるのか!? 今後の展望を含めてインタビューに応じてもらった。
近藤(con.room代表)
まだ素顔に慣れないんですけど...笑
タカシ・コンドー
そこは慣れてください笑
これが自分の本当の顔なんで!
近藤(con.room代表)
なんだか表情が明るい感じですか!?
もちろん今まで表情がはっきり分からなかったわけですが笑
タカシ・コンドー
そうですね、あの時リング上でも言いましたけど、マスクを外す前に何かの決意ができてたんですよね...
だから何の躊躇もなくマスクも脱いで、新たな一歩を踏み出せたというか。
おかげで変な言い方ですけど、すっきりしてます!
近藤(con.room代表)
そこにきてHGから対戦相手に指名されたわけですが。
タカシ・コンドー
もちろん、ありがたく受け取りますよ(ニヤリ)。
「一番弱い相手」って言われて本来は「バカにするなっ!」となるところなんでしょうけど、今の俺はちがいますよ。
むしろHGからプロレス愛を感じちゃいますよね、あ、これ、愛情じゃないよ。そこあいつに勘違いされるとヤバイから笑
いままで独りよがりでプロレスしてきたからか、CMFのシリーズで戦ってきて終盤初めて孤独を感じたんですよね。タオルをかけてくれたチーバガインにも感謝だし、試合を前に俺のことを気にかけてくれた千葉や花見川にもありがとうって。
だからHGにもチャンスをありがとう!ただし本気で王座をいただくからそのつもりで!
近藤(con.room代表)
必殺の「白黒つけます!」を封印しろ、との要求は?
タカシ・コンドー
実際いままであの技で勝負をつけたこともあったんだけど、CMFではそれほど見せるまでも無く負け数を増やしてしまったかな、と。
千葉も大きな挫折を味わった時にあえて必殺技に固執しなかった。だから「白黒つけます!」に頼らないプロレスをまさに考えてたとこ ろだったんです。
HGにはそれすら見透かされてたみたいで...あいつ、俺のこと好きになったんじゃないの?笑
ってことで要求は素直に受け入れますよ。白黒つけない、グレーでも戦えるあらたなタカシ・コンドーを見てほしい!
近藤(con.room代表)
もはやHG戦でも技を封印するかの勢いですが!?
タカシ・コンドー
うん、そこは白黒ハッキリさせないよ笑
マスク外して千葉と汗流してるとね、学生時代のテンションみたいなものが甦ってくるんだ。流れに身をまかせて水のように勝負する、全てを受け止めて相手を制す、とか。今まさに模索中だけど、いろんな感情をフラットにしてHGに挑みたい!
近藤(con.room代表)
今後の展望を含めて他に何かありますか?
タカシ・コンドー
素顔になって身軽になったからには、肩書きもすっきりさせたいのでもうBOW-SAWの代表を降ります。
近藤(con.room代表)
この場で急に何言っているんですか!?
タカシ・コンドー
あ、そんなに重たい意味じゃなくてね。
BOW-SAWをもっと活性化させたいから、自分がリーダーって立ち位置でなくてもみんなに自由意思を持って動いてもらいたくて。
すでにメンバーには伝えたうえで、現場責任者を...花見川に任命しました!そして俺が代表の座を外れることで鴨川の処分も正式に解除、次のシリーズには鴨川亮二として参戦させることをお約束いたしますっ!
F.F.F.立ち上げからリングに上がらせてもらって、そろそろ一年。新たなBOW-SAWを見てほしい!!
…表情をゆたかに変化させながら語るタカシ・コンドー。 いままでマスク越しに感じていた以上の何かが、彼の心を躍らせているようだ。 この男、やはりエキセントリックというか気まぐれというか... 代表の座を桑江社長とデスマッチまでして賭けたこと、忘れてはいないぞ笑