2018年11月20日新宿コズミックセンターに旗揚げされたFFF。
月一開催をベースに日本全国で数々の死闘が繰り広げられた。FTCヘビー級王者決定トーナメント、マスクマンによるリーグ戦Cyatan Mask-man Festival、PVBの来襲、妖怪軍団 vs c.d.s.、THE BOW-SAWの迷走など、話題が尽きることは無い。きっと年末にはベストバウトなどの発表もあると思われるのでそれも楽しみにしたい。
そして、そのFFF旗揚げ一周年大会が11/29(金)に開催されることが発表された。場所は旗揚げの地、新宿。今回は新宿中央公園に特設リングを作っての開催となる。が、11月の寒空の下、数時間の観戦は過酷なものになりそうだ。参加者は過剰な防寒をお勧めしたい。また、今回も北谷大会同様屋台も出るという噂も。
この開催決定の発表と同時に数試合の内容も発表されている。
○FTCヘビー級タイトルマッチ
王者 サイレンス佐山 vs 挑戦者 トミー・タロー
○FTCジュニアタッグタイトルマッチ
王者 天地勇河、フミヤ・ウォーターリバー組 vs 挑戦者 マスク・ド・シーサー、チョンダラーSYOMA組
○FTCジュニアヘビー級タイトルマッチ
パーントゥHG vs タカシ・コンドー
○スペシャルタッグマッチ
Borusse Mohko、皇克馬組 vs 花見川幸一、ザ・グレート千葉組
郷原剛 vs ダグラス・キンザー
○FFF旗揚げ一周年記念特別試合
参加選手:獣神ダンディー・桑江リョウ、ナル・マスカラス他
以上の6試合。注目はやはり3つのタイトルマッチ。
その中でも注目度が高いのはついに組まれたFTCヘビー級タイトルマッチ。サイレンス佐山が初代王者となったのが3/24。8ヶ月経って初のタイトルマッチである。その相手はトミー・タロー。8ヶ月前と同じカードになるが印象は真逆。果たして、試合後どんな景色が待っているのだろうか。また、トミーのセコンドには腰の負傷によりこの大会では試合が組まれないとみられているヘリオス南騎が付くとみられる。密度の濃い時間になるだろう。
FTCジュニアタッグのタイトルマッチも天地、フミヤ組の初の防衛戦。相手は妖怪軍団に壊滅寸前まで追い詰められたヒーローズのシーサー、SYOMA組である。彼らにとってベルトを得ることでFFF内での勢力図を確立したいところ。チャンピオン組の天地もエースの意地があるだろう。プライドを賭けた試合になりそうだ。
最後はFTCジュニアヘビー級タイトルマッチ。第一回CMFを制したパーントゥHGが指名したのはCMF最下位のタカシ・コンドーであった。パーントゥにとっては楽に勝ってベルトを手に入れる算段のはず。しかし、CMF最下位の公約で素顔になったタカシも簡単には負けないはず。さらに、パーントゥHGにはマジムンとキジムナーが。タカシ・コンドーにはシノビとチーバガインがセコンドに付くらしく、妖怪軍団 vs THE BOW-SAWの色合いも強い。予想も難しいこの試合、一瞬も見逃せない。
タイトルマッチ以外にも緊張感の高い、郷原 vs ダグラス。前大会でゴング後に蹴りを見舞ったダグラス。これには会場中が静まり返った。郷原からも試合後にコメントが出るほどの事態に。何より無事に試合が終わることを願って当日を待ちたい。
Mohko、皇組 vs 花見川、千葉組。この試合はPVBの黄色い壁MohkoがBOW-SAWの若頭となった花見川とぶつかることが興味深い。もし黄色い壁を超えることがあればその向こうには佐山が待っている。この日の結果次第ではFTCヘビー級のベルトも見えてくる。もちろん千葉にも同様にチャンスはあるだろうし、皇の次の動きにも大きな影響も出るはず。結果だけでなく試合内容にも要注目である。
そして、FFF旗揚げ一周年記念特別試合。エントリーされているのはFFF旗揚げ大会の第一試合を戦った桑江社長とナル・マスカラス。他にも未発表の選手がまだいると思われるし、試合形式も見えない。続報を待とう!
以上がFFF旗揚げ一周年記念大会の第一報となる。大会を重ねるごとに濃度が増し、階段を登ってきたFFF。1年で積み上げてきた成果を見届けよう!