月刊ストロング9月号⑥
King's Soulから、前川&皇の同世代タッグがトーナメントに名乗り
多くの選手が参戦を表明し混沌としているタッグタイトルを賭けたトーナメントに、また新たに一組のタッグチームが名乗りを挙げた。佐山やトミーかという予想を裏切り名乗りを挙げたのは、元シングル王者である皇と、ここ最近注目を集め始めている前川の同世代タッグだった。
前川カナタ
僕には借りがあるんですよ。今でも忘れてはいません。トミーさんと戦うために僕らの道場に乗り込んできた侍のマイク・ホフマン。僕はアイツに病院送りにされました。正に噛ませ犬ですよね。そのあとトミーさんが僕の分を取り返してくれたんです。FFFの、プロレスの威信を背負って。でもだからって僕のあの借りは僕自身が返してないんです。侍に対して。そして僕と同じく皇もそうですよ。あいつは新世代の旗手としてチャンピオンになりました。でもそのあと異種格闘技の流れの中で、松本に苦杯を嘗めさせられてますよね。そういう意味では皇もスッキリしてないはずなんですよ。
そんな僕らのモヤモヤした気持ちを、現タッグチャンピオンである侍のドーンと、そしてそのドーンにレスラー代表として勝った松原さんのタッグにぶつけたいんです。因縁めいたものを勝手にこっちは感じてます。正直、僕より先にブレイクした皇に引け目もありましたけど、ここ最近のシングル戦で強い人たちと戦って、そんなちっぽけなこだわりは捨てて、タイトルのチャンスは逃さない方がいいと思ったんです。
そんな話をトミーさんと佐山さん、そしてもちろん皇と言葉を交わして、僕と皇のタッグでいこうと、先輩の二人は送り出してくれました。王者の魂を胸に、僕と皇でKing's Soul代表として、トーナメントに挑ませてもらいますよ。
そういうと前川は一人頷き、記者の前から立ち去った。果たしてKing's Soulの参戦は実現するのか。続報を期待したい。